よくスマホとより一眼レフの方が綺麗な写真が撮れる、とは聞きますが、実際のところはどう違うのでしょうか?
まだ一眼レフを買っていない人、買おうか悩んでいる人にとっては気になる点だと思います。
もし一眼レフを買ってもスマホとあまり変わらない写真しか撮れなかったらどうしようと不安な人もいるはずです。
今回はスマホと一眼レフのカメラ機能の差についての記事です。一眼レフを買うか悩んでいる人は是非参考にして下さい。
一眼レフとスマホのカメラ機能の差は大きく分けて3つあります。1つずつ解説していきます。
画質
遠くに離れているものでも、ズームを使うことにより、近くに寄ったような写真が撮れます。
もちろん一眼レフ、スマホ共にズームを使うことは出来ますが、一眼レフに比べスマホの写真は画像が粗くなります。
以下の写真は同じ場所から一眼レフとスマホでそれぞれズームした写真です。
一眼レフ(Canon EOS 8000D)
(絞り:7.1、露出時間:1/100、ISO感度100)
スマホ(TORQUE G-03)
(絞り:2.2、露出時間:1/5000、ISO感度:200)
一眼レフ、スマホ共にフルオート撮影です。
一眼レフで撮った写真は綺麗に撮れていますが、スマホで撮った写真は粗く見えています。
これはカメラのズーム構造の違いによるものです。
一眼レフは望遠鏡のように拡大出来る光学ズームの為粗くなりません。
対してスマホは写っている画像を切り取って拡大する、デジタルズームの為粗くなってしまいます。
風景写真は広角レンズを用いることが多いですが、多少ズームすることが多い為、一眼レフは武器になります。
ボケ具合
一眼レフはボケた写真を撮ることが出来、スマホはボケた写真が撮れないと言われていますね。
どのくらい違うのか比較してみましょう。
一眼レフ(Canon EOS 8000D)
(絞り:2.2、露出時間:1/400、ISO感度:100)
スマホ(TORQUE G-03)
(絞り:2.2、露出時間:1/180、ISO感度:50)
一眼レフもスマホも被写体をきちんと撮れてはいますが、一眼レフの方は花が強調されていますね。
一眼レフで撮った写真は背景がボケて花が際立ちますが、スマホで撮った写真は背景がほとんどボケず、ごちゃごちゃした写真になっています。
両カメラとも同じ絞り値で撮影したにも関わらず、一眼レフとスマホでこんなにも差が出ます。
このボケ感を出せるかどうかが、一眼レフとスマホの大きな違いなんです。
一眼レフはスマホに比べ、カメラに搭載された画像を写す部分のセンサーが大きいです。
その為普通に撮影してもボケ感のある写真が撮れます。
しかし、スマホのセンサーは、一眼レフに比べ遥かに小さいので、ボケ感があまり出せません。
このボケ感を出せることこそが、一眼レフの醍醐味だと言えるでしょう。
レンズ交換の可否
一眼レフはレンズ交換が出来るのに対し、スマホは備え付けのレンズでしか撮影出来ません。
その為スマホは、風景を撮りたいから広角レンズ、遠くの花を撮りたいから望遠レンズといった、シチュエーションによってレンズを変えることが出来ません。
スマホのレンズは一般的に焦点距離が30ミリ前後の広角単焦点レンズを搭載しています。
一眼レフとは異なり、ズームやレンズ交換による多彩な表現は出来ませんが、スナップ写真に向いています。
その点一眼レフはレンズ交換によって、ズーム度合いを変えることが出来るので、撮影出来る写真の幅が広がるのが特徴です。
①一眼レフはズームしても画質が粗くならない
②背景をぼかす写真は一眼レフが有利
③一眼レフはレンズ交換が出来多彩な表現が可能
④スマホはスナップ写真撮影に向いている
以上のように一眼レフは写真を綺麗に残したい場合に、スマホは気軽に写真撮影が出来、簡単にSNSなどに載せたい場合に向いています。
一眼レフを買うか悩んでいる方、是非参考にしてみて下さい。