【ミニレポ】【群馬県】【国道】最高地点にある絶景!国道292号線志賀草津高原道路の渋峠

【ミニレポ】【群馬県】【国道】最高地点にある絶景!国道292号線志賀草津高原道路の渋峠
 

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僕が行く秘境は何も千葉県だけではない。千葉市に住んでいる為、アクセスがしやすいということ、探してみるとなかなか味わいのある秘境があり、発掘する楽しさがあることから千葉県に行くことが多いだけであって、県外に繰り出すことが全く無い訳ではないのだ。

 

今回は千葉県を除いた県外の観光地へ行った時に目にしたハイライトをお送りしたいと思う。目を奪うような絶景をご紹介するので、楽しんで頂けたら幸いだ。

 

国道最高地点の絶景

地獄の様相をした殺生河原

現在地は国道292号線、群馬県吾妻郡草津町付近だ。この道路は日本国道における最高地点、渋峠を通過し、名実共に絶景を見ながら走れることで有名である。

 

この日は関東信越2泊3日車中外泊ドライブをする為、最初の目的地である渋峠へと向かったのだ。

 

ちなみになぜ車「中外」泊なのかと言うと、1日目は草津の道の駅にあるベンチ(外)で寝て、2日目は福島の温泉に停めて助手席(中)で寝たからである。我ながら、2日共とんでもない場所で寝泊まりしたものだ(笑)

 

道が開け、奥にうっすら志賀草津高原が見えると共に電光掲示板に「草津白根山 終日通行可能」と書かれている(何故か文字化けしているが)。

 

そう、初日にここを選んだ理由は前月6月7日に国道292号線の夜間通行規制が解かれたからだ。それまでは8時から17時以外の時間帯に規制が敷かれ通ることは許されなかった。

 

加えて湯釜の観光も可能になっていた為、これは行くしかないと思ったのである。

 

うぉ、殺生河原!!

 

とてつもなく物騒な名前である。だが実際、辺りからは生物を寄せ付けない硫化水素を噴出しており、文字通り「死の谷」と化しているのだ。「駐停車禁止」の看板が至るところに掲げられており、如何に危険な道路かということが分かる。

 

荒涼とした景色が好きな僕も思わず車を停めて撮影したくなる光景だが、背に腹は変えられない。いくら臭気を帯びているとはいえ、濃度がどれだけか計り知れないし、知らず知らずのうちに硫化水素が体内に蓄積し昏睡に陥る危険性もある。実際高濃度の硫化水素は人間の鼻では臭気を感じ取れず、結果いきなり卒倒し、死に至るケースが登山客などで多い。

 

ここは大人しく通過することにしよう…。

 

秘境感が漂う国道

徐々に靄がかかり始め、山頂へと向かっていく。早朝で車も少ないことを良いことに少々「やんちゃ」しながら高度を上げる。この時間帯の快走路は最高である。

 

登りのヘアピンは正直苦手だ。FFである僕のTTにとってヒルクライム程厄介なものはない。横滑りを起こさせないようにクリップポイントに向けてブレーキングを行うが、加速の為にスロットルを大きく開けようものならフロントのトラクションが抜け、充分に加速出来ないからである。ドライ路面の為、多少の無茶は通るが、ただでさえタイヤのグリップがコーナリングで横に奪われているのに、更に加速で縦グリップを使おうものなら限界を超え、アンダーステアになってしまう。

 

・・・・・まあ攻めてないし、レーサーでもタイムアタックでもないので、そこまで細かいことを考えることはないのだが。

 

 

秘境感が漂ってまいりました。

 

これだけ見ればどこの秘境だよとなるが、志賀草津高原ルートは信州のドライブ雑誌に必ず載る程有名なれっきとした観光地である。

 

そして広めの駐車場の道路に出る。右手の赤丸で囲った場所にはエメラルドグリーンの湖水をした火口湖、湯釜がある。

 

このあと立ち寄るのだが、今は渋峠を目指して更に高度を上げていく。

 

万座三叉路へ突き当たる。左折すれば毛無峠のある長野県道・群馬県道466号牧干俣線へと続いている。この県道は何度も長野県と群馬県の県境を行き来する為各県の道路番号が同じになっているようだ。

 

右折し渋峠へと進む。

 

ゲートオープン!

 

これは喜びを隠しきれないな。早朝に何度万座三叉路へ足を運んでも閉まっていたゲートがご覧の通り開いているのだ。先を急ごう。

 

妖艶な空。日の出と日の入りの前後1時間くらいの時間はマジックアワーと呼ばれ、空の色が大変ドラマチックになり、見るものを惹き付ける写真に仕上がる。これは最高の一枚が撮れそうだ。

 

雲の滝だ!道路を遮るようにして雲が尾根を横断していた。なかなかお目にかかれる光景ではない。

 

煌めく朝陽を浴びながら国道最高地点へと近づいていく。ついに最高地点へ辿り着き、僕を待っていた景色は・・・

 

映画のワンシーンのような絶景、渋峠

【群馬県】渋峠(志賀草津高原道路)

地図リンク

至高の絶景である!!!

 

まるでファンタジーに出てくるような美しい風景。

 

右手に見えるのは湯釜のある白根山、左手には芳ヶ平。そこへ更にマジックアワーが加わり他に類を見ない程素晴らしい「絵」を生み出していると言えよう。

 

地図リンク

石碑と相棒を撮影。2172mというのがこの渋峠の高さであり、日本国における国道の最高地点であることを指し示している。

 

地図リンク

先程少しだけ触れた湯釜。唯一無二ともいえるエメラルドグリーンの湖水を持つ、白根山の火口湖だ。2017年6月7日に火山警戒レベルが1にまで下がったことを受け、湖の500m手前までの立ち入りが許可された。

 

2018年4月24日現在、同年1月23日に発生した本白根山噴火により再度立ち入り制限が入ってしまったことが残念で仕方無い。

 

この絶景ロードが近い将来また自由に走行出来る日が来ることを僕は祈る限りだ。

 

 


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