【千葉県】【観光地】ふなっしーだけじゃない!意外とバラエティ豊かな船橋市の観光スポット紹介

【千葉県】【観光地】ふなっしーだけじゃない!意外とバラエティ豊かな船橋市の観光スポット紹介
 

「船橋市?ああ、ふなっしーね」

「ららぽーとでしょ?買い物でたま~に行くよ」

「渋滞がカオス」

 

関東民に「船橋市って知ってる?」と聞くと返って来る代表的な回答例です。

 

特に関西民だと「ふなっしー」と返って来て即終了なくらい「何があるか分からない」市だと思います。

 

そこで今回は船橋市在住で各所を練り歩いた不知火が、船橋市の観光スポットを8箇所ご紹介します。

 

「住んでてたったの8箇所?」と感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、そんじょそこらのなんちゃって観光スポット紹介記事と同じレベルだと思ったら大間違いですよ。ディープな観光案内をお見せ致しましょう。

 

さくっとおさらい!船橋市ってこんなとこ

「いや、だからさ、御託は良いから早くスポット紹介してくれない???忙しい中閲覧してるんだよ(怒)」

 

・・・という声がまたもや聞こえて来そうですが、お願いします、語らせて下さい。市内在住者としてはアピールしたいんです。

 

船橋市

面積:85.62㎢

人口:646322人(2023年4月1日時点)

人口密度:7549人/㎢

隣接自治体:市川市、習志野市、鎌ケ谷市、白井市、八千代市

市の木:山茶花サザンカ

市の花:向日葵ヒマワリ風車カザグルマ

 

船橋市の愛車撮影スポット紹介記事にも書いていますが、人口約65万人面積約86㎢ブチ込まれているのでそりゃもうミッチミチです。

 

人口密度が約7500人/㎢ですので、東京ドームだと21.4個分に7500人が入っている(ピンと来ない)、畳だと606060枚に7500人が入っている(ますますピンと来ない)・・・或いは皇居外苑に7500人が入っている(ちょっと分かる)ことになります。

 

 

船橋市では2箇所の海外気分が味わえる!

「もしかして不知火って人日本語通じない?我求観光場所情報紹介今早急観光情報が知りたいから早く紹介しろ

 

「戻る」ボタン押下は暫しお待ち下さい(スライディング土下座)。すぐです、ほんとすぐ紹介に移りますので・・・!

 

・・・オホン、ズバリその2箇所というのはデンマーク南極です。

 

デンマークはなんとなーく分かる方もいらっしゃるかと思います。ですが南極は「?」でしょう。

 

南極気分が味わえるとはどういう意味なのか?・・・それではお待ちかね、観光スポット紹介に移りましょう。

 

船橋市観光スポット紹介

1.【高瀬町】南極観測船SHIRASE5002


地図リンク
住所:千葉県船橋市高瀬町2
座標:35.6642, 139.99015

堂々と佇む船体、トラックの行き交う港湾、奥に聳えるビル群・・・。

 

船橋港に係留されている南極観測船SHIPASE5002です。

 

25回の南極渡航回数のうち24回もの歴代最多南極接岸回数、左に53°右に41°の海上自衛隊最大動揺記録、大量の物資運搬による南極観測事業の大規模な発展、36650回にも及ぶトータルチャージング回数最多記録(航路を遮る海氷に体当たりして叩き割り進む方法)、2度に渡る海外船の救出活動といった数々の偉業を成し遂げた伝説の砕氷船です。

 

全長134m、全幅28m、全高48.06m、排水量11600t、最大乗員230名、エンジン出力30000馬力、最大時速35.188km/h(19ノット)、最大航続距離4630万kmというとんでもないスペックを誇ります。

 

もう気付いた方も多いと思いますが、先程南極気分を味わえると書いたのは無論このSHIRASE5002への乗船です。

 

2023年12月現在、毎週土曜日にインターネットでの事前申込かつクレジット決済でのみ対応しています。参加費用は500円と格安で、車で来場する際は+300円掛かりますがそれでも安いです。

 

ブリッジから白銀の大陸や大海原が望める訳ではありませんが、元乗組員の方々の話や展示物を眺めながら景色を見ていると南極に来ているような気分になってきます。

 

また、南極基地内の室温は17℃で、SHIPASE5002の室温と同じくらいとのことなので、そういった部分もプチ体験出来ると言えるでしょう。

 

一般的には南極観測船と呼ばれていますが、海上自衛隊の防衛省管轄である為正式には「砕氷艦」。乗員も全員海上自衛官でした。

 

つまりは軍艦扱いになっていて、実質船橋市で軍艦を見ることが出来るとも言えます。

 

船内には南極観測の写真現地使用物の展示も多く、南極に興味がある人にとっては興味深いことの目白押しです。

 

定期的に行われる「チャレンジングSHIRASE」では一般公開では見られない場所も見られる船内ガイドツアーが見られたり、雲の動きや気象変化の観察の方法を教えてくれる「ソラヨミ教室」、南極へ赴いたミサワホーム大工さんによるリアルな南極事情を聞かせて頂ける「南極クラス」といった取り組みも成されています。

 

ブリッジに繋がる外階段からは大煙突、救命ボート、レーダードーム等が間近で拝めます。

 

海浜幕張方面のビル群や港湾に停泊する大型貨物船も眺めることが出来ます。

 

デッキの高さだけでもビル5階建て分はあるので、眺めは抜群に良いです。

 

付近を航行する船舶や都内の街並みが見渡せます。

 

また、船内にはSHIRASE5002のオリジナルグッズが買える売店もあるので必見ですよ。

 

港という立地上、常に潮風や海水に晒されている為、SHIRASE5002の年間維持費用は1~2億円掛かります。

 

しかしながら千葉県の某大手観光雑誌を読んでもSHIRASE5002が掲載されている所を見たことは無く、市内でも知名度は低いです。

 

実際に訪れた日も、思ったより観光客が少なく、ゆっくり回れた反面元が取れているのか不安になりました。

 

もし興味を持った方がいれば是非SHIRASE5002を観光してみてくれると市内在住者としては嬉しい限りです。

 

2.【潮見町】ふなばし三番瀬さんばんぜ海浜公園


地図リンク
住所:千葉県船橋市潮見町40
座標:35.6721, 139.96737

太平洋と繋がる東京湾、すぐ傍を行き交う貨物船、潮干狩りの出来る広大な干潟・・・。

 

船橋市内で絶景が見られる場所と言えばここ、ふなばし三番瀬さんばんぜ海浜公園でしょう。

 

ここから眺める夕陽は格別です。

 

面積1800haの広大な干潟で、東京湾の最奥にあります。

 

船橋市の他、習志野市、市川市、浦安市に跨がっていますが、立ち入れる砂浜はここ三番瀬のみとなっています。

 

「ドブ」というイメージが強い東京湾ですが、潮の干満が繰り返される為土の中に多くの酸素が供給され、沢山の生物が住み、結果として海水が浄化されているので、水質はかなり良く、実際東京湾内でもトップクラスの漁場になっている程です。

 

スズキ海苔ノリアサリイワシカレイ、ホンビノス貝など多くの魚介類が採れます。

 

東京湾アクアライン、東京スカイツリー、葛西臨海公園の大観覧車、市原工業地帯、更には富士山も見えることから「関東の富士見百景」に数えられていて、10月下旬と2月中旬にはダイヤモンド富士が拝めます。

 

この日は日没後にシルエットが見えるくらいでしたが、それでも雄大な富士山が拝めて嬉しい気持ちになりました。

 

また、実は船橋市にはがあります。

 

その名も貝殻島かいがらじま

 

堤防や三番瀬が出来た結果、潮の流れが変わり、貝が一箇所に集まり積み重なり出来た貝殻だけの天然島です。上の写真でクリーム色になっている小さな丘みたいなのが貝殻島です。Googleマップの航空写真でも確認出来ますし、国土地理院地図でも島が描かれています。

 

満ち潮になると周囲の水深が5m程になる為、普段は上陸出来ませんが、稀に船を使った上陸ツアーが催されています。

 

付近には船舶が行き交う船橋航路と市川航路が存在していて、三番瀬からは市川航路を移動する貨物船を頻繁に目にすることが出来ます。

 

駐車場は有料ですが、来てみる価値の高い船橋市の観光スポットです。

 

3.【金堀町】ふなばしアンデルセン公園


地図リンク
住所:千葉県船橋市金堀町525
座標:35.75859, 140.06027

メルヘンでカラフルな建物、色鮮やかな花々、心地良い水音の噴水・・・。

 

童話の世界をモチーフにデンマークを各所に再現した巨大テーマパーク、ふなばしアンデルセン公園です。

 

一見知名度が低そうですが、世界で有名なトリップアドバイザー2015年度において日本の人気テーマパークランキングで第3位にランクインした実績もありますし、テーマパーク年間来場者数は東京ディズニーランド、東京ディズニーシーに次ぐ国内3位となっている実力派テーマパークです。

 

ざっくり西エリア東エリアに分けることが出来、主に西エリアはデンマーク風景や花壇の観光系、東エリアは遊具や動物ふれあいの体験系となっています。

 

デートでは西エリア、家族連れなら東エリアが盛り上がりそうです。

 

特に西エリアのデンマーク式風車や農家が一際目を惹き、童話作家アンデルセンが生きていた1800年代の田園風景は見応えがあります。

 

実際の農機具や再現された部屋が展示されているので、こんな感じだったのかとなって面白いです。

 

映える景観のみならず、巨大な遊具、遊歩道のある森、広大な芝生広場、ポニーや羊、兎と遊べるふれあい広場等、ジャンルは多岐に渡ります。

 

冬でも花が絶えず咲いているので、1年中楽しむことが出来ますよ。

 

4.【宮本】船橋大神宮


地図リンク
住所:千葉県船橋市宮本5-2-1
座標:35.69589, 139.99282

「日本一小さな大神宮」と言われている船橋大神宮。

 

正式名称は意富比おおひ神社で、西暦110年に創立された歴史ある神社です。

 

史実では平将門たいらのまさかど源頼朝みなもとのよりとも徳川家康とくがわいえやすといった日本史で必ず名前が出て来る名だたる武将が崇敬、造営、改修に関わっています。

 

御祭神を太陽神、天照大御神あまてらすおおみかみとしていて、神社の造りは神明造しんめいづくりです。

 

規模は小さいですが、訪れて手を合わせる人は意外と多く、地域に愛されている神社に感じました。

 

また、船橋大神宮のシンボルと言えるのがこの灯明台とうみょうだいです。

 

1階と2階が和風、3階が洋風灯台という和洋折衷を取り入れた擬洋風建築となっています。

 

かつては船橋沿岸を航行する船の灯台として利用されていましたが、現在は千葉県の有形民俗文化財に指定されています。

 

竹林の隙間から見上げる灯明台は何とも風情があります。

 

毎年三が日は内部を一般公開しているので初詣も兼ねて訪れるのも良いと思います(2023年12月現在、三が日の一般公開は中止されています)。

 

複数ある境内の摂社せっしゃの一つに常磐ときわ神社があり、御祭神は日本武尊やまとたけるのみことと徳川家康と徳川秀忠とくがわひでただとなっています。

 

煌びやかな社殿は目を惹き、本殿には家康公の歯が安置されているそうです。

 

摂社の一つ、大鳥おおとり神社は御祭神を日本武尊としていて、毎年12月に酉の市という例大祭が行われ、出店が立ち並び、夜遅くまで人々で賑わいます。

 

「船橋のお酉様」として親しまれている神社となっています。

 

個人的に興味を惹くのがこの船玉ふなたま神社という末社まっしゃです。

 

御祭神に天鳥船命あめのとりふねのみこと住吉命すみよしのみことを祀っており、よくよく見ると玉垣が舟の舳先へさきを模していて、高欄と屋根も舳先に合わせて迫り上がっています。

 

社殿が古くなり、建て替えの際に宮司が「舟の舳先をモチーフにしたい」ということで業者に依頼したことがきっかけだったそうです。

 

船の安全を願う船玉神社という名称に相応しく神社がコラボした珍しい社殿と言えます。

 

ちなみに船玉神社の御朱印が欲しかったので社務所で聞いてみましたが・・・ありませんでした(涙)。

 

いつ行っても良いですが、新緑の時期は緑が美しく、空気も清々しいのでオススメです。

 

5.【金杉】御瀧山おたきさん金蔵寺こんぞうじ


地図リンク
住所:千葉県船橋市金杉6-25-1
座標:35.7394, 140.01878

存在感のある三重塔、朱く構える鳥居、森に囲まれた厳かな境内・・・。

 

本尊に不動明王を祀る御瀧山おたきさん金蔵寺こんぞうじは個人的に船橋市でとても好きな寺院です。

 

1423年に創建された寺院です。

 

特筆すべきは2018年に完成した三重塔です。これは船橋市内で初となる三重塔でもあります。

 

木造の色合いが境内の社殿に溶け込み、上手く調和しています。

 

境内には弁天堂という六角形のお堂があり、木々に囲まれた池はとても趣に溢れています。池は湧水からなっており、夏には睡蓮スイレンが池を飾り立てます。

 

他にも海老川の源流となっている不動滝があり、「最初の一滴」を求めて地元民のみならず、他都県からも訪れる人がいるそうです。この海老川の源流を使ったお酒やパンも販売されているので、興味がある方は探してみて下さい。

 

6.【浜町】船橋港親水公園


地図リンク
住所:千葉県船橋市浜町2-1
座標:35.68819, 139.98735

都市を象徴するビル群、詰め置かれた無数の漁船、群青に染まる海面・・・。

 

ららぽーとに面して整備された船橋港親水公園です。

 

公園から漁船や貨物船が行き来する様子が眺められます。

 

一見するとただの公園ですが、公園入口に当たるシンボルブリッジは高潮や波浪が起きた際、波を遮断するゲートが備わっていて、被害を食い止めることが出来るのです。

 

景観だけで無く、機能も兼ね備えた公園と言えます。

 

ららぽーとTOKYO-BAYの目と鼻の先にある公園なので、お買い物ついでにのんびり潮風に当たるのも良いでしょう。

 

7.【丸山】古民家さんかい亭


地図リンク
住所:千葉県船橋市丸山4-8-1
座標:35.74867, 139.99476

茅葺かやぶき屋根で古民家の日本料理店が船橋市にある、ということを知っている方は市内在住者でも少ないのでは無いでしょうか?

 

築年数100年を超える古民家さんかい亭の外観はとても目を惹き、特に茅葺屋根が見事で写真を撮らずにはいられません。

 

さんかい亭の斜向かいには重厚な蔵が建っています。

 

食材や資材が入っているのかもしれません。

 

店内に入ってみると心地好いBGMと夏の暑さが和らぐ涼しい風が流れて来ました。

 

やんわりと照らすあたたかな照明も気持ちが安らぎます。

 

改装された店内は年季が入っていながらも清潔さが保たれていて、ゆったりと過ごすことが出来ます。

 

頼んだのは「焼き鯖寿司御膳」。

 

焼き鯖寿司、お通し、味噌汁、小鉢、茶碗蒸し、甘味という内容。脂が乗りつつもパリッとした皮の焼き鯖、歯応えと香味を付け加える茗荷、醤油を付けても崩れないしっかりと握られた寿司飯・・・。

 

価格がリーズナブルでありながら妥協しない味付けで、量も多過ぎずちょうど良いと感じました。

 

外観の話題さ、内装の快適さ、味の美味しさどれを取っても不満が無い素晴らしいお店です。

 

8.【本町】船橋しらぬひ


地図リンク
住所:千葉県船橋市本町2-5-19
座標:35.6971, 139.9842

「え?これネタ?船橋しらぬひって管理人不知火が船橋市住んでるから載せたいだけだよね???」

 

そうです(キッパリ)。

 

「船橋市に住んでるしらぬひ(い)」、略して「船橋しらぬひ」。

 

店名だけ見ると何屋さんだか分かりませんが、お店のロゴを見るとお蕎麦屋さんだと分かるでしょう。

 

一番オーソドックスなお蕎麦と冷酒(普段ほぼウイスキーなので日本酒はあまり飲まない)を頼みましたが・・・可もなく不可もなくでした(辛辣)。

 

お店に対して失礼!と思われるかもしれませんが、嘘書いても仕方無いので正直に書きます。

 

ただ、別に不味い訳では決して無いので、行ってみても損はありません。

 

座席は少ないですが居酒屋も兼ねているので、そのインパクトのある名前のお店でオフ会や一杯やるのも良いと思います。

 

船橋観光の締め括りに立ち寄ってみては如何でしょうか。

 

終わりに

この記事を読んできっと「船橋市面白そう!観光しに行こう!」と思われたでしょう。

 

え?そうでもない・・・?こんなもん・・・・・?(絶望)

 

・・・百聞は一見に如かずと言いますからね、写真と文章だけでは3分の1も伝わらない(CV:SIAM SHADE)かもしれませんね(開き直り)。

 

なので、「船橋市へ観光しに行こう」では無く、「時間余ったしついでに船橋市観光してみるか」くらいで訪れてみて下さい。意外と楽しいかもしれませんよ?


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