「変幻自在」な地元車両に注意せよ!時に「敵」になり「味方」になる

「変幻自在」な地元車両に注意せよ!時に「敵」になり「味方」になる
 

車を運転していてやたら速い車を見かけたことはありませんか?

 

隘路、見通しの悪いコーナーでも、遠慮なく突っ込み、あっという間に視界から消え去っていく・・・。

 

しかし、止まるべきポイントはキッチリ止まり、歩行者や動物の飛び出しにも的確に対応する。

 

実はこういった車の多くは地元車両である可能性が高いのです。

 

地元車両とはその土地の道路を毎日のように運転していて、土地勘も非常にある人の運転する車です。

 

抜け道にも詳しい為、渋滞している時に着いていけば時間短縮が見込めます。

 

が、しかし、何も考えずに地元車両に着いていくと、思わぬトラップが待ち受けている可能性があります。

 

今回の記事はそんな地元車両についての特徴をまとめていきます。

 

①道が渋滞しているとき躊躇い無く脇道に入る

前が詰まって渋滞しているときの抜け道を多くの地元車両は熟知しています。

 

だからこそ躊躇い無く脇道に入ることが出来るのです。

 

しかし、ここで注意点があります。

 

それは渋滞回避の為で無いかもしれないということです。

 

地元車両でも渋滞回避する為に脇道に入るのでは無く、単にその先に自宅があるから帰るだけかもしれません。

 

そんな場合抜け道どころか行き止まり、なんてこともあります。

 

見分け方としては、渋滞に捕まった地元車両が少ししてから脇道に入るなら渋滞回避すぐ脇道に入るなら帰宅の確率が高いです。

 

とはいえ、かなり遠くから渋滞の状況が見えるなら待たずに入る場合の方が多いでしょう。

 

なのでまずはカーナビを見ましょう。ある程度速度が出ている状態だと、ドライバーを混乱させない為に脇道や枝道を表示させなかったりしますが、それなりの道幅の道路であれば走行中も表示されることがほとんどです。

 

であれば、その先が行き止まりか通じているか判断することは難しくないです。

 

ですが、あんまりナビを注視し過ぎて脇見運転にならないように注意しましょう。それで事故を起こしたら元も子も無いですからね。

 

また、渋滞回避で抜けるという目的は同じでも、エグい道に案内されることもあります。

 

道の両側から木の枝が伸びる程度なら良いですが、ミラーすれすれに壁があったり、道幅が1車線でガードレールも無いような道にある場合、運転が不慣れなドライバーだと厳しいです。

 

扱いに慣れていたり、林道や酷道のような荒い道に慣れている人ならどうということはありませんが、そうでない人は素直に渋滞に着いて行った方が安全と言えます。

 

②走り方に全く無駄が無い

これはどういうことかと言うと、アクセルワーク、ブレーキング、ハンドリングに無駄が無いということになります。

 

その道路の構造を知っている為、最小限の操作だけで速く走るコツが分かっています。

 

道路を知っているということは、他のどんなことよりも強みになり、安全かつ速く走ることが出来るのです。

 

知らない道をナビに従って走らせているときより、いつも走っている道を運転する方が、慣れている分落ち着いて走れますよね。

 

地元車両は「どこが危険でスピードを落とすべきか」「どこで飛ばせるか」を熟知しています。

 

その為危険個所に近づいたら、事前にエンジンブレーキのみで速度を落としておき、最小限のブレーキングでクリアします。

 

ハンドリングなら、「このコーナーはこれくらい切れば切りっぱなしで抜けられる」といった具合です。

 

③遅い車がいると車間を開けるか追い越す

地元車両の前に遅い車がいた場合の話です。

 

この場合地元車両の起こすアクションは基本的に2種類です。

 

わざとかなり車間距離を開けて遅い車が右左折していなくなるのを待つもしくは対向車のいない確実に抜ける場所で一気に追い越すかです。

 

車間距離を開ける場合も無駄な操作はしません。減速はほぼエンジンブレーキのみで、速度を調節します。

 

追い越す場合も対向車がいなければそれは見事かつ華麗に追い越してしまいます。

 


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九死に一生を得た自業自得な実体験

車を買ってから2年くらい経ったある日、ある峠の登りを走っていたときのことです。

 

僕の前をワンボックスカーが走行していました。

 

そのワンボックスカー、やたらと速度が速く、僕はどんどん距離を開けられていきました。

 

若かった僕は、何も考えずに追い付こうと思い、兎に角アクセルを開けました。

 

それでも差が縮むことは無く、更に距離が開きます。

 

しかも遅い車がいると対向車がいないタイミングでサッと抜いてしまいました。

 

それに倣い、僕も追い抜き、なんとか距離が縮まってきました。

 

でもその車が急にフルブレーキで車速を落としていき、トンネルへと入っていきます。

 

「?」と思った僕は特に減速することも無く、ほぼそのままの速度でトンネルへ突入、する瞬間のことです。

 

なんとそのトンネルの入口はかなり盛り上がっていて段差になっていました。

 

「!!!???」と思いフルブレーキをかけますが、時既に遅し。

 

減速が足りず、速度が乗った状態でトンネルへ突っ込みました。

 

ガンッ!!!

 

嫌な音がして車が跳ね上がりました。恐らくあのとき、一瞬車体が完全に宙に浮いたでしょう。

 

着地と同時に車体が暴れ、フロントが左側へと流れます。

 

左側通行の日本において、トンネルの左に待ち受けるのは当然壁。

 

ギュギュギュギュとタイヤが横滑りを起こしながら、確実に壁が眼前に迫ってきます。

 

必死に祈りながらステアリングを右に切り続け、ようやく車体が右を向いたと思ったら、今度はフロントが右側へ流れていきました。

 

右は勿論対向車線。対向車が来ていれば一発アウトです。

 

ブレーキを踏みながら左へステアリングを切ります。

 

そしてトンネルを抜けて30mくらいしたところでグリップが回復し、元の車線へ戻りました。

 

時間が早かった為幸い対向車も無く、また奇跡的に車両を壁に擦らせることもありませんでした。

 

その頃には前を走っていたやたら速いワンボックスカーは見えなくなっていたのは言うまでもありません。

 

今思えばその車は正しく地元車両だったのだと思います。

 

あれ以来僕も、走り慣れていなくて自信が無い道路では地元車両を追わずに、後ろにつかれたときも左に寄って先に行かせるようにしています。

 

あのとき程「死ぬかもしれない」と思ったことは後にも先にも無く、まさに九死に一生を得た経験でした。

 

ちなみに後日ガソリンスタンドで車を上げて下を見てみましたが、ぶつけた形跡はありませんでした。もしかしたらサスペンションが極限まで縮んだときの音だったのかもしれません。それはそれでダメージになるのでヤバイんですが。

 

地元車両かそうでないか見分けるポイント

地元車両かそうでないか見分けるポイントとして手っ取り早いのはナンバーです。

 

基本的に地元車両はその土地のナンバーであることが多いからです。

 

東京都品川区なら「品川」ナンバー、千葉県銚子市なら「千葉」ナンバー、長野県安曇野市なら「松本」ナンバー、山梨県富士河口湖町なら「富士山」ナンバーと言った具合です。

 

加えて上に書いた通り、走りに無駄が無いといったことも挙げられますね。

 

終わりに

地元車両は渋滞を回避したいとき、見極めることが出来れば頼もしい「味方」になり、驚く程簡単に渋滞を抜けられます。

 

しかし、それを見誤れば、泣きたくなる程狭い道か、行き止まりへと案内される「敵」になります。

 

だからこそ地元車両は「敵」になり「味方」にも成り得る存在なんです。

 

地元車両に着いていくときは、着いて行くべきか、行かないべきかよくよく注意して下さい。

 

 

 

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