【整備記録】アウディTT(8J)のバッテリー交換方法

【整備記録】アウディTT(8J)のバッテリー交換方法

車に乗っていてもいなくても年数が経つと徐々に劣化していくバッテリー。

 

一般的に車のバッテリーは乗る頻度にも寄りますが、2年、長くても3年ごとに交換するのがベストだと言われています。

 

エンジンを掛けるイグニッションは勿論ですが、電装品を使う際にもバッテリーが劣化していると電圧低下により、不安定な動作をすることもあります。

 

今回はアウディTT(8J)のバッテリー交換についての整備記録を書きたいと思います。

 

簡単だが侮ること無かれ!

バッテリー交換くらいは簡単そうだし、自分でしてみたいという方も多いと思います。

 

整備の中でもかなり簡単な部類ですし、20キロ近いTTのバッテリー本体を運べるだけの筋力さえあれば、ものの10分で交換出来ます。

 

ですが、侮ってはいけません。当然ですが、バッテリーは云わば高電力の塊なので、方法を誤ると感電したり、車の電気系統をショートさせてしまったりして、携帯の充電器を分解してうっかりコンデンサを触って感電(経験者)するのとはレベルが違う、とても危険な整備でもあります。

 

それを踏まえた上で交換手順をご説明していきます。

 

使ったバッテリー、あると便利な物の紹介

バッテリーはボッシュ製をチョイス

整備手順に移る前に、今回使用したバッテリーと工具類のご紹介をします。

 

買ったバッテリーはボッシュ製の「Silver X SLX-8C」です。2万円弱で送料無料(離島除く)と言う点も良いですし、2年走行4万キロ保証、メンテナンスフリー、チョイ乗り(短距離走行)対応に加え、オーディオの音質向上なんて効果もあります。これはバッテリーの持つ高い放電能力と大容量によってオーディオ機器へ安定して電力を供給出来る為、と書かれています。

 

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手間が省けるメモリーバックアップ

あると便利なアイテムはメモリーバックアップです。

 

バッテリーを車体から外してしまうと、電装品に電力を送ることが出来なくなり、カーナビや時計、車のコンピュータにある学習機能も、データが飛んでしまうので、再設定ということになります。正直面倒ですし、車の学習機能がリセットされるというのは、またイチから車に「自分の運転のクセ」を覚えさせなければいけないので、かなりの手間になります。

 

それを防ぐ為に「メモリーバックアップ」ということを交換の際に取り入れるととても楽です。

 

「メモリーバックアップ」なんて聞くと、大層なことのように思えますが、蓋を開けてみるとやっていることは、車の中にあるプラスとマイナスのターミナルに乾電池で電流を流しているだけです。僕はエーモンのメモリーバックアップを買って使いました。

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ショート防止なら専用レンチを

レンチについては正直普通のオール金属製を使っても問題ありませんが、保険を掛けるなら専用のレンチを使うのが一番安全です。

 

これはバッテリーターミナルからケーブルを外したとき、火花が出たり、ショートしてしまうという危険性があります。そうでなくてもマイナスケーブルがターミナルに繋がった状態でプラスケーブルから誤って外してしまい、たまたまスパナが導線の役割をして、ボディアース、つまりはマイナス部分に触れてショートしてしまう可能性があります。これを防ぐ為に、握る部分が樹脂製になっているものを選ぶと安心です。

 

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下準備

メモリーバックアップはエンジンルームの端子に

TTの場合はエンジンルームを開けると、赤いカバーに覆われたプラスターミナルがあります。場所としてはボンネットを開けて右側、つまりは助手席側の奥に付いています。赤いカバーを開け、メモリーバックアップのプラス鰐口クリップでターミナルを挟みます。これでプラスはOKです。

 

で、マイナスターミナルですが、僕の場合下の写真に示したミッションブロックのナットに繋ぎました。

 

実はどこを見てもそれっぽいマイナスターミナルは見当たりません。

 

アウディTTに限らず車全般に言えることなのですが、車の電子回路というのはプラスケーブルはあってもマイナスケーブルはありません。

 

これはボディアースと言って、車体の鉄の部分をマイナス側の導線にしています。つまりはマイナスの導線を省略する為に、車体の金属部に流れた電気が、巡り巡ってバッテリーのマイナスターミナルに戻るよう設計されているのです。

 

ミッションブロックのマイナス接続部を拡大しました。軽く揺すっても外れないことを確認しましょう。

 

どう考えてもナットは鉄ですが、不安なようなら先程繋いだプラスターミナルとミッションブロックのナットにテスターを当て、通電するかチェックしてみて下さい。

 

バッテリー交換手順

端子の外し方はマイナス→プラスの順

下準備が整ったところで、いよいよバッテリー本体の交換に移ります。

 

ラゲッジルームにある布製の開閉式になっている蓋を開けると、右側にバカでかいバッテリーが鎮座しています。本体の上に黒いプラスチック製の保護カバーが付いているので外します。

 

色と記号見りゃ分かるので説明不要かと思いますが、赤いカバーがプラスターミナルのある部分、剥き出しになっているのがマイナスターミナルです。

 

最初に外すべきはこの剥き出しになっているマイナスからです。スパナでナットを緩めて外しましょう。

 

この時間違えてプラスから外してしまうのだけは絶対に避けて下さい。

 

理由は、マイナスターミナルがバッテリーに接続されたままなので、プラスからナットを外すとき、スパナが誤って金属部分に触れるとショートやスパークといった事故が起き、最悪火災に繋がる恐れもあります。

 

今回僕が始めにご紹介した、ショート防止のスパナを使えばほぼ全体がプラスチックで被覆されているので、その危険性は低くなりますが、それでもスパナ先端部分の僅かな金属部が当たらないとも限りません。

 

それに、メモリーバックアップを使用している場合、常に12Vの電圧が車体に流れていることになるので、言うまでも無く危険です。

 

必ずマイナスターミナルから取り外して下さい。

 

ケーブルをバッテリーから外したら、念の為ケーブルはビニール袋などを被せて絶縁しましょう。

 

続いて赤いカバーを外してプラスターミナルのナットをスパナで緩めます。

 

マイナスのときもそうですが、スパナの入れられる部分が狭いので、無理矢理緩めようとすると、ターミナルがぶっ壊れる可能性があります(まず無いと思いますが)。ですので、面倒ですが少しずつ緩めるようにして下さい。

 

プラスターミナルからケーブルを外したらマイナスケーブルと同じようにビニールで絶縁しておきます。

 

そして、バッテリーを持ち上げ、新しいバッテリーと交換します。かなり重いので、腰を痛めないよう注意しましょう。

 

左側が新しいバッテリー、右側が古いバッテリーです。

 

赤い線で示しているのは、マジックアイと呼ばれるカラーインジケーターです。これは電圧測定機を使わなくても、一目でバッテリーが正常か異常か見分けられる便利な機能です。

 

古いバッテリーも色的には問題ありませんが、スパンを考えると全開の交換から3年経過していて換え時ですので、交換します。

 

ケーブル取り付けはプラス→マイナスの順

新品のバッテリーを格納スペースに納め、ケーブルを取り付けます。

 

取り付けるときは、外すときと逆で、プラス→マイナスで行って下さい。これも間違えるとショートやスパークの危険性があります。

 

ケーブルをターミナルに固定して、赤いカバー、黒いバッテリー本体カバーを被せて交換完了です。

 

交換が終わったらくれぐれもエンジンルームのメモリーバックアップ取り外しを忘れないようにして下さい。

 

終わりに

手順さえ間違わなければまず失敗しない、TTのバッテリー交換についてお送りしました。たかがバッテリー交換と侮らず、慎重に行うようにして下さい。

 

 

 

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