手段を選ぶな!!視界が最悪なスポーツカーで常に周りを把握する最善の方法とは?

手段を選ぶな!!視界が最悪なスポーツカーで常に周りを把握する最善の方法とは?
 

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突然ですがスポーツカーに乗ったことはありますか?

 

それも「スポーツグレードなファミリーカー」では無く、「ボディタイプがクーペのスポーツカー」にです。

 

ファミリーカーが普及する昨今、余程の車好きでも無い限り、クーペを選ぶ人は少なく、故にスポーツカーに乗ったことのある人、持っている人はそう多く無いでしょう。

 

ですが、一度でも乗ったことのある方はまず誰もが思うはずです。

 

視界悪っ!・・・と。

 

処々の要因はありますが、基本的にスポーツカーは「走り」に重点を置いて設計され、チューニングされている為、ドライバーが「総合的に」運転しやすいスポーツカーというのはそれほど多くありません。勿論、中にはスポーツカーでありながら抜群の視界を誇るのもあるとは思いますが・・・。

 

では、そんな視界の悪いスポーツカーで、どうやって視界を確保しながら安全運転をしていくのか?

 

今回はそんな視界の悪いスポーツカーで視界を確保しながら安全運転する為のコツを書きたいと思います。

 

またまた登場!アウディTT

さて、今回も記事を書くにあたり、焦点を当てる車は勿論僕の相棒、アウディTTです。

 

TTは3ドア、ファストバックのクーペ、スポーツカーという立ち位置になります。厳密には「ユーティリティカー」という分類なので違うことになりますが、外観、実際に走らせた性能等からスポーツカーということにさせて頂きます。

 

エンジンは水冷直列4気筒2.0リッターターボ、トランスミッションはデュアルクラッチを持つ6速Sトロニック(DCT)、駆動方式はFF、もしくはクワトロ(四輪駆動)となります。ちなみに僕の乗っているのはFFです。

 

今思えば秘境や林道や酷道といった路面最悪な道路に多く出向く僕はクワトロを選ぶべきだったと振り返りますが、買った当初はそんなところに行くと思っていなかったし、多少クワトロより安かった為、FFにしました。まあ最初からクワトロのトラクションに慣れてしまうと、他の駆動方式に乗れなくなるかもしれないので、良かったのかもしれませんが・・・。

 

そんなTT、流石はスポーツモデルなだけあって、走行時の安定感は抜群です。

 

ハイスピードでコーナーに進入し、フロントタイヤが限界を超えないようにハードブレーキングで前に荷重をかけ、クリップポイントを抜けたところで緩やかにスロットルを開ける・・・。思い通りなラインでスマートにクリアすることも難しくありません。リアタイヤをスライドさせようと思えば、これまた思い通りに外に流れてくれるので、減速させ過ぎずにコーナリングしたいときには重宝します。

 

それくらいアウディTTの走行性能については申し分無いのです。

 

欠点を知るということ

しかし、勿論TTにも大きな欠点があります。

 

それは、冗談抜きで視界が死ぬほど悪いということです。

 

まずフロントガラスは高さがかなり低くて角度も急なので、上下の視野が狭まります。

 

サイドウインドウも小さいですし、リアガラスに至ってはデフォルトでスモークまで入っています(汗

 

内側からは多少見やすくなっているとはいえ、ノンスモークに比べると見辛くなります。夜に街灯の無い場所でバックするときは地獄の一言に尽きます。

 

極めつけはミラーです。サイドミラー、バックミラーの面積が小さいので、後方確認にも一苦労です。

 

もはや元々設計された部分である以上、嘆いても仕方ありません。ですからその欠点を受け入れた上で、方法を模索する必要があります。

 

デザインとスペックは素晴らしいんですけどね、TT。

 

使えるものは何でも使え!

「見えなかった」はただの言い訳

そんな視界最悪なスポーツクーペ、TTですが、安全運転の為にも常に安定して視覚情報を得る必要があります。

 

事故を起こしたとき、「視界が悪い車で見えなかったから」は聞き苦しい言い訳です。

 

何かあったとき車のせいにするような人は、ハッキリ言ってその車に乗る資格はありません。

 

「そうは言っても、見辛いものは見辛い」

 

そんな反論が聞こえてきそうです。

 

しかしながら、常に安定した視覚情報を得られて、安全運転出来る方法は確実に存在します。

 

周りの車の○○○で視界確保

まず挙げられるのが、周りの車のガラスです。

 

当たり前ですが、基本車のガラスは透明です。ということはその先が見えると言うことですね。内部が全く見えないフルスモークは除外します。

 

これをすれば前走車のボディに遮られて例えば交差点の様子が直接的に見えなくても、ガラス越しに見ることで2、3台前の車がブレーキを踏んでいるかいないかで信号が変わっているか判断出来ます。

 

渋滞しているかどうかや、コーナーの様子も分かったりします。

 

ただし、トラックの場合後ろからではガラスが見えない為、前の様子が分からないのがもどかしいところです。

 

この場合、車間距離を多目に開けておいてトラックの車速が落ちているかで判断したり、車間距離の詰まり具合で判断するようにしましょう。


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お店のガラスも利用価値高し

道路にはコーナー、つまりは曲がり角が至るところに存在します。

 

コーナーに差し掛かるとき、緩い曲率なら直接先の様子が見えたり、前走車のガラスを見れば分かりますが、直角やヘアピン等だとまず見えません。

 

交通量や人の往来の少ない場所ならさほど気にする必要も無いのですが、これが集落の点在する場所や市街地ならどうでしょうか?

 

車が通行しているだけでなく、路駐や人がたむろしているなんてことも珍しくありません。

 

コーナーのだいぶ先に路駐やたむろしているなら、判断する時間はありますが、曲がり角の途中、抜けたほんのすぐ先だとキツいです。

 

あるいは自転車のような軽車両が走って来たら・・・?

 

反応が間に合わず、最悪ドカンなんてこともあり得るでしょう。

 

カーブミラーがあれば比較的楽にコーナー先の様子を確認出来ますが、無い場合はその方法が使えません。

 

打つ手は無いのか・・・?

 

あります。

 

コーナー近くにお店のガラスや家の窓ガラスが無いか探すんです。

 

ガラスはご存知の通り、奥が暗いと鏡の役割を果たすので、先の様子が反射して見えます。

 

ガラスが無ければ仕方ありませんが、あるなら使わない手はありません。

 

先程先の様子を前走車越しに見ていたガラスを今度は反射させて利用するんですね。

 

この手段は結構使えますし、実際長野県のとある市街地に行ったときこのシチュエーションに遭遇し、難を逃れた経験があります。

一見簡単なこと、だが

今回は主に僕がやっている2パターンの確認方法をご紹介しました。

 

特に難しいことはしていないので、「そんなこと日常的にやってますが何か?」という方もいらっしゃるでしょう。

 

ですが僕が運転している限りだと実際問題やっている人はあまり見かけません。

 

何故なら事象に対して後手後手に回っているのが丸分かりだからです。

 

信号が赤になりそうな交差点に差し掛かるときでも、前の車がブレーキを踏んだらすぐに踏んでいる・・・。

 

前走車のガラス越しに見ていれば簡単に交差点の様子は分かるのだから、車間距離を開けておいたり、スロットルを閉じてエンジンブレーキを効かせたりすればそんな余裕の無い運転をせずに済むのに・・・とよく思います。

 

何がメリットかと言うと、常に先の状況を把握出来るので、予測を立てやすくなったり、予め対処出来るようになるんです。

 

これは安全運転の要素よりも防衛運転の要素の方が強いかもしれません。

 

終わりに

車の運転は本当に何が起きるか分かりません。

 

「たかが運転」等と軽視していると必ず痛い目を見る羽目になります。

 

視界の悪いスポーツカーに限らず、どんな車においても使えるものは何でも使い、常に先を見通した一歩先の運転をするように心掛けましょう。

 


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