鹿の角を使った民族風ネックレスの作り方(1.クラウン編)

鹿の角を使った民族風ネックレスの作り方(1.クラウン編)
 

僕の趣味はいくつかありますが

その一つにアクセサリー作りが

あります。

 

今回は鹿の角と楓を使った

民族風ネックレスの

作り方をご紹介します。

 

(※上の画像をクリックすると大きなサイズで見れます)

こちらが今回作るネックレスの完成形となります。

 

きっかけとしては

お店には沢山民族風の

アクセサリーが売ってますが

どうもしっくり来るのが無く、

また高いというのがネックでした。

 

加えて僕自身秘境に行く機会が多く

そういった場所で拾うアイテムが

増えつつありました。

 

「なら自分で作ればいいじゃん!」

 

これがきっかけです。

 

今回使うメイン素材としては

鹿の角の根元と木材です。

 

木材は何でも良いのですが、

僕は拾った楓の枝を

使うことにしました。

 

 

鹿の角の、根元というのは

「クラウン」と呼ばれる部分です。

 

膨らみ、丸みを帯びた部分が

ネックレスにはぴったりなので

これを使います。

 

早速過程を紹介しましょう。

 

素材

・鹿の角(クラウン付き)

・木材(今回は楓)

・天然石(カーネリアン8ミリとレッドアンバー6ミリ)

・2.5センチ編み込み革紐(50センチ)

・カニカン×1、アジャスター×1、丸カン×2

・焦げ茶の端切れ革(2.5センチ×1.5センチ)×6

・ロウ引き糸(グレーとベージュ)

・飾り用ビーズ数個

 

制作難易度:★★★★★

(最大★5)

まずは鹿の角です。

たまたま秘境で鹿の角付きの

骨を見つけました。

 

中々見つかるものでは無いので

基本はオークション等で

買うことをおすすめします。

 

最初に行うことは

洗浄、漂白です。

自然で拾ってきた物は

汚れや虫、菌が沢山付いています。

 

僕はいつも角や木材を拾ったら

バケツに入るくらいまで切り、

お湯を角や木材が浸るまで張り

そのまま一晩放置します。

 

すると虫や汚れが大量に浮かんで

くるはずです。

冷えたお湯を捨て再度お湯を張り

煮沸消毒します。

 

二度の煮沸消毒が終わったら

一度風通しの良い所に置き

完全乾燥させます。

 

煮沸消毒後に完全乾燥することで

カビや虫が寄り付かなくなり

押し入れに何年置いておいても

問題無くなります。

 

※写真は角では無く骨の漂白です。

 

その後角を漂白します。

漂白剤はキッチンブリーチで

構いません。

 

あまりに原液に近いと

白骨化した角は変異し

スカスカになるので

軽く薄めて下さい。

 

丸一晩寝かせると

汚れが嘘みたいに綺麗になります。

あとは再度風通しの良い場所で

完全乾燥させて下さい。

 

これで角の下準備は完了です。

 

いよいよ角の加工です。

まずは鋸で角を適当なサイズに切ります。

鹿の角は毛が変化した物ですが、

それでも骨に近い為

切るにはそれなりに

力が必要です。

 

次に切り落とした角を染色します。

染色はお好みで拾った角が

白骨化していなければ

そのままの色で加工しても見映えが

しますが、拾った角は白骨化

していたので僕は染色しました。

 

染色は市販の染料でも良いですが

僕はコーヒーの粉を使いました。

かなりエグい色をしていますが

コーヒーはあまり強く染まらない為

加工していくうちに丁度良い

色になります。

 

着ける目安は2、30分程です。

時々引き揚げて様子を見て下さい。

 

染色が終わったら冷水で良く洗ってから

しっかり乾燥させます。

それを鋸やグラインダーでクラウンのみに

します。

 

角の部分を削り、根元の丸く

膨らんだ部分のみを

残すイメージです。

 

これをドリルビットの

ルーターで穿孔します。

使用したルーターと

ドリルビットです。

プロクソンのルーターを

メインで使いました。

 

またクラウンの厚みを

減らす為にディスクグラインダーを

使いました。

ホームセンターに売っている安い物です。

 

始めディスクグラインダーに

付いていたルーターに

ドリルビットを着けて

穿孔していましたが

破損してしまったので

以後プロクソンで作業しました。

 

ほぼ穿孔と研磨が終わり

小さなパーツなら空間に

入れられるくらいになりました。

 


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そしたらクラウンに

オイルフィニッシュをします。

ワトコのナチュラルという色です。

オイルフィニッシュを行うことで

材質が頑丈になり

耐久性が増します。

 

一度塗って濡れている内に

耐水ヤスリ400番を使い

軽く研磨します。

乾いてから再度オイルを塗り

研磨せず乾かします。

 

ニスを塗ります。

半つやクリヤーとつや消しクリヤー

それにペイントうすめ液を

混ぜて下さい。

 

割合は半つや2、つや消し6、

うすめ液2です。

 

完全に乾かしてからもう一度ニスを塗ります。

これでクラウンは完成です。

 

楓(ペンダントトップ)の加工はその2の記事へと続きます。

 

ペンダントトップ作成手順はこちらから

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パーツを組立ネックレスに仕上げる手順はこちらから

 

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