指4本、自分を向くなら要注意!100%確実に操作出来るステアリングの持ち方とは?

指4本、自分を向くなら要注意!100%確実に操作出来るステアリングの持ち方とは?
 

ステアリングを握っていて、肩が痛くなったり、手首が痛くなったりしたことはありませんか?

 

そんなあなたのステアリングの持ち方は間違っているのかもしれません。

 

もしも親指が自分の方を向いたり、ステアリングを握り込む持ち方をしているなら、今すぐに止めて下さい。

 

何故、その持ち方ではダメなのかと言うと、間違い無くコーナリングでギクシャクし、曲がりが足りなくなって最悪対向車と接触するからです。

 

また、道路上に障害物があったとき、咄嗟にステアリングを切ろうとしても、思うように操作が出来ません。

 

正しいステアリングの持ち方はいついかなるときも的確に操作が出来ることが絶対条件です。

 

今回は100%確実に操作出来るステアリングの持ち方について詳しく説明していきたいと思います。

 

ステアリングの構成

まずステアリングの解説ですが、大きく3つの部分で構成されています。

ドライバーが握る部分をリム、中央のクラクションのボタン等がある部分をハブ、リムとハブを繋いでいる部分をスポークと呼びます。

 

このステアリングのどの部分を持つかによって、ハンドリングのしやすさは大きく変わってくるのです。

 

 

ダメなステアリングの持ち方

次にNGなステアリングの持ち方をご紹介します。

 

手の部分を良く見て下さい。

 

人差し指、中指、薬指、小指の4本全てが内側を向いていますね。

 

この持ち方は最悪です。

 

何故最悪なのかと言うと、脇が空いてしまうというのが大きな要因なんです。

 

脇が空くというのは、腕の動きが非常に不安定になりやすいです。

 

どんなときも確実にステアリング操作をする為には、常に安定した腕の動作が必要で、それには脇を空けないことが不可欠です。

 

加えて上の写真のように握りこぶしを作るように握り込んでしまう肩に余計な力が入ります。

 

スポーツでも料理でも良く言われることですが、肩に力が入ってしまうと力んだ状態になってしまい、素早い操作や確実な動作に支障が出てきます。

 

ステアリングを持つときも同じで、肩はリラックスし、どんなときも思った通りにステアリングを回せることが必要なんです。

 

 

ではどんな持ち方がOKなんでしょうか?

 

正しいステアリングの持ち方

これが正しい持ち方です。

 

肩がリラックスし、脇が空かず、左右どちらでも確実にステアリングを回すことが出来る・・・。

 

親指の先は車の前を向き、残りの4本指はステアリングの中央を向いている状態です。

 

また、右手と左手の場所にも注目して下さい。

 

時計で言うところの9時15分の位置に置かれていますね。

 

この「〇時〇分」と言った呼び方は時刻を知る上で欠かせない、時計が絡んでいます。

ステアリングの持ち方は時計の針の位置に例えられる

よくステアリングを持つときの両手の位置を時計の針の位置に例えられます。

 

僕が推奨する針の位置は3種類です。

 

1つ目は上の写真で僕がやっているような9時15分。

 

ステアリングのニュートラルポジションとも言え、車高が低く座面が低いスポーツカーから車高が高く座面が高いミニバンなんかでも楽に持つことの出来る万能な持ち方です。

 

持ち方に悩んでいる方はまず、9時15分持ちをすれば操作しにくいと思うことはまず起きないでしょう。

 

2つ目は10時10分。これは車高が高く座面も高いミニバン等に乗っている方にオススメしたい持ち方です。

 

車高も座面も高い車はあまり低い位置の9時15分や8時20分の持ち方だとかえって操作し辛いことがあります。

 

そんなときはこの10時10分持ちを試してみて下さい。

 

肩から両手をストンとステアリングの落とすようにしておくだけなので、直進は勿論、曲がるときも肩が疲れなくなります。

 

3つ目は8時20分。おそらくこの持ち方はあまり聞かないと思います。

 

この持ち方がやりやすいのは車高の低いスポーツカーです。

 

スポーツカーは車高だけでなく、座席の高さも低いです。そういった車で10時10分持ちをやると脇が空いたり、自分の肩の位置より上に手を持っていかなくてはならなくなったりするので、肩が凝ってしまいます。

 

ステアリングの持ち方というのは上記3種類のいずれかが基本であり、それ以外というのは正直あまりオススメしません。

 

勿論腕の長さや体格によってスポーツカーでも10時10分持ちがやりやすい人、ミニバンでも8時20分持ちでないと脇が空いてしまう人はいると思いますので、一概には断言出来ませんが。

 

 

まとめ

まとめると正しいステアリングの持ち方というのは、

・10時10分、9時15分、8時20分持ちのいずれか

・脇を空けない

・肩に力が入らない

です。

 

このステアリングの持ち方を適当にやってしまうと、ハンドリングで手が滑って回し損ねたり、首や肩が凝って次の日運転出来なくなったりするでしょう。

 

ステアリングの持ち方は初歩的かつ基本的なことですが、誤ると大きな事故に繋がる恐れがあります。

 

絶対に軽く見ず、正しく自分に合った持ち方を身につけて下さい。

 

 

 

車にまつわる便利なノウハウカテゴリの最新記事