全体的にゆるーいイメージがある千葉県。
その理由は恐らく、冬でも温暖なこと、標高500m以上の山が無いこと、田んぼやゴルフ場が多いこと、そして船橋のフ○ッシ○とかいうゆるキャラがいることだと勝手に推測する。
だが、一つ訂正させて頂くと、全く千葉県は緩く無い。
むしろ、探せば探す程、泥沼理論でどんどんダークでディープな場所が多いことに驚愕する。
今回は鹿野山付近にある、不気味な険道をレポートしたいと思う。
激荒れホラー険道
現在地は千葉県道163号小櫃佐貫停車場線。
鹿野山のすぐ上を通過し、君津市へと向かう道である。
左へのV字ターン先は県道164号荻作君津線へと通じるのだが、そもそもホイールベースとトレッド幅の小さい車か、スピンターンを決めるか、前フル荷重でスライドを決めない限り一発で曲がれない上、これがまたものっそい険な道なのだ。
標識さーん、生きてますかー?
傾いているではないか!哀れ、こんな山奥で人知れず頑張っている県道標識だと言うのに、ろくすっぽ見向きもされず、ほぼ放置されてきたのだろう。
道幅は完全に一車線で幅員は精々2m。路肩は無く、対向車が来たら泣く泣くバックを余儀なくされる。
落とし穴かっ!!
と思わず叫びたくなるような穴っぽこが幾つかある。
恐らく重量級の工事車両等が頻繁に通行する内に路面が荒れ、整備もまともにされないまま年月が経ってしまったのだろう。
正直言うと荒れた道は大好物だが、こういった穴っぽこ、しかも避けるだけの幅員がほぼ無い道路は苦手である。ダイレクトに突っ込めばバンパーかマッドフラップに直撃し傷付いてしまうからだ。
しかもしばらく街灯が一切なく、もしも徒歩で進もうものなら冷や汗かきっぱなしなこと間違い無しだ。その証拠に・・・
う、うわぁあ~お化け~~~!!
・・・ではなく、牧場のサイロである。
右手には鹿野山牧場という牧場があり、映っていたのはそのサイロだったのだ。とはいえ、夜中にこんなものが街灯も無い場所に忽然と現れるのは正直心臓に良いものではない。ぶっちゃけ最初に通った時は一瞬正体が分からず、背筋を冷たいものが流れていったのをよく覚えている。
またお化っ・・・じゃなくてサイロか。
やっぱり怖い。この県道はもみじロードや廃国道410号線を探索した後にも通ったり、スリルを味わう為に夜中に帰宅コースとして走ることがままある。
「険道」としての区間が短いのが少々残念だが、交通量が圧倒的に少ない為、抜け道としても活用出来るのだ。
ちょっとしたプチ険道を味わいたいなら、是非通ってみることをオススメする。
終
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