日本の都道府県の中でも屈指の隧道数を誇る千葉県。
全国的に見れば1位は大分県で約510箇所、2位が千葉県でなんと約430箇所もあるのだ。
その千葉でドライブをしていたとき、とあるルートを見つけた。今回はその道路の様子をドライブレコーダー画像中心にお送りしていきたいと思う。
素掘満載のラリールート
亀山ダムに程近い生活道路
亀山ダムから少し北に坂畑という集落がある。そこから更に北を目指すと怒田という集落があるのだが、この日僕は「怒田の水路隧道滝」なるものを見ようと思いこの場所へ来たのだ。
が、どうにもアクセスルートに確信が行かず、事前に調べた行けそうなポイントから行ってみようということにした。それがこの地区だった。
いきなり狭い
左折してすぐこれだ。もう秘境感満載である。
すぐ右手には畑があり、当然だが住民が住んでいる。朝早い時間なら近隣住民にかける迷惑が減るかと思ったが、考えてみれば農業に従事する方の朝はべらぼうに早いのだった。下手すれば対向車と鉢合わせることも有り得る。流石にここでは離合出来ないので車が来ないことを祈りつつ先へ進む。
胸熱連続素掘隧道群
一気に鬱蒼としたムードに突入!
もはや林道って感じだ。怒田地区と坂畑地区を結ぶ為、「坂畑怒田林道」と仮称させて頂く。
素掘隧道キター!!!
大歓喜である。味気の無いコンクリート隧道と違い、完全なる素掘。これはモルタルすら吹き付けられていないのではないか?その証拠に内部ではあちこちに壁面から落ちたと思われる小石が散見される。崩れたら一巻の終わりだが、素掘に勝る隧道は無いと思う。
またしても素掘。もう興奮してテンションマックスである。加えてダートだ。これを喜ばずして何を喜ぶと言うのだ。
この林道は集落住民の生活道路としても使われている為、道が整備されていて非常に走りやすい。というか走っていて楽しめる道路と言える。およそ林道というのは道が荒れている箇所が多く、段差が苦手なTTにとっては気を使う面も多いのだが、この林道においては対向車くらいしか気を使わなくて済む為精神的にも楽なのだ。
路面は一旦アスファルトに戻る。
切通しのような場所も多い為、僕のようにマニアな人間には走っていて飽きが来ないと言えよう。
素掘登場。出口から漏れる日差しが神々しい。
お決まりというか、路肩がそのままという箇所も多い。ガードレールが無い場所の方が圧倒的に多い。というか、車幅の大きいTTだと狭いカーブは時に道幅を目一杯使わなければクリア出来なかったりするのだが、下手にガードレールがあるとそれが出来ない。個人的には無い方が助かるのだ。
3分岐の先にあるものは?
嗚呼、無念
そして来ました、分岐点。3本ある道のうち、TTでまともに通れるのは左だけ。真ん中はジムニーやオフバイクでなければ通れない極荒れダート、右は草ボーボーで入りたくないし、民家があって行止まり。ここは左行ってみるか。
今から入る素掘隧道だ。この先の民家向けにケーブルが走っており、洞内も比較的整備されている。
こういう素掘隧道に入るといつも思うのだが、探検家にでもなった気分だ。
素掘隧道としてはこれまで坂畑怒田林道で潜ってきた中では最も大きく内部も広い。
またすぐ次の素掘に差し掛かる。
隧道を抜けると・・・
左:注意 この先行き止まり
右:全面通行止
・・・・・・・・・(°Д°)
ダメじゃん!!
降りて観察してみる。右側をバリケード越しに覗いてみると確かに崩落していた。だが水路隧道滝を目指すにはここからが最短だ。左側の先を徒歩で確認してみたが民家が1~2軒程あり、細い道が続いていた。恐らくそこから国道465号線の柳城に抜けられるが、道の具合が分からない。
ちなみに手に持っている調味料ケースに入っているのは塩である。この近辺はモロヤマビルの勢力圏内の為、這い上がって来られても即時撃退が出来るようボトルで常備しているのだ。
やる気ゼロのカーナビゲーション
脇に寄せて記念に一眼で撮ってみたが、これ以上先へは進めないな。戻るしかないか。
先程の3分岐にて。個人的にダート×TTは最も好きな組み合わせだ。
ちなみにこの後一旦亀山近辺まで戻り、大福山の方からアタックしようとナビにルートを入力したのだが、
案内放棄かよ!!!現在地から道をトレース出来ない、やる気の無いナビであった(笑)
終
相棒TTと撮影したオススメスポットを地図にまとめています。
良ければ愛車と写真撮影する際の参考にして下さい。
記事内にイチオシスポットも挙げて幾つか紹介しています。
今まで訪れた秘境スポットを地図にまとめています。
ブログ記事を書いているスポットはそのまま記事にジャンプ出来ます。
僕が行ったことのある観光地をマイマップにまとめました。
観光地についてもそれなりに行っていますので是非見てみて下さい。