八百津ダート区間
酷道界においては知らぬ者などいない、酷道界の聖地である。
そのハードさ故に一般の人であれば確実に嫌厭し、まず目的地になることなど無いスーパーマニアックなハードコースなのだ。
ではもし、そんな八百津ダート区間が舞台で異色の車種が集うオフ会が行われたのだとしたら・・・?
八百津ダートオフ
福井県大野市から長野県飯田市にかけて伸びる国道418号線はハイレベルな区間を抱えていることから「酷道」の通称で呼ばれている。
特に岐阜県八百津町の約6.8kmに及ぶ「八百津ダート区間」は「キングオブ酷道」の異名を取る所以になったとも言えるのだ。
そんな八百津ダートで、なんでもこの度オフ会が開催されるという。少数の車に分散乗車してダート区間を走り、町道十日神楽線と廃道とが現れるゲート前で駐車、そこから廃墟いさまつを目指して廃キングする、と。
まさに酷道勢による酷道勢の為の酷道勢のオフ、それが八百津ダートオフである。
尚、八百津ダート区間について未履修の方は、一度下記レポートをお読み頂き、概要を予習することをオススメする。
今回は不肖、秘境捕獲物語管理人の不知火が、オフ会内容の語り部を努めさせて頂こうと思う。
前代未聞で自由奔放なる八百津ダートオフ、最後までお楽しみ頂きたい。
「八百津オフ」というパワーワード
この日不知火は「11時人道の丘公園集合」に間に合わせる為、一人夜に駆けるをしていた。
かなり早く家を出たつもりだったが、ナビは「11時超えるよ☆」とのたまっていたので、死に物狂いで下道を爆走(書けない速度)していたのである。
「遠くて遅刻しました(てへぺろ」とか醜態を晒す訳にはいかないからな・・・。
そしてしこたま早く現地入りし、八百津ダートの空気を先っぽだけでも吸い込もうという魂胆だ。
・・・そもそも八百津ダートオフが開催されることとなったきっかけは、リーダーshokiさんの鶴の一声があったからに他ならない。
生粋の酷道ガチ勢で主催者でもある彼が半ば冗談交じりに「八百津オフ」というパワーワードを呟いたところ、酷道勢が敏感に反応し、あれよあれよという間に「八百津ダートが舞台のオフ会をする」という流れが現実になったのだという。
酷道勢は変態揃い(誉め言葉)と称されることが多いが、いやはやまさにまさしくその通りだ。
町道はバイパス
さて、ヒイコラ言いながら必死に下道をシバいたお陰で、何とか7時前には現地入りを果たした。
落ち合う場所は人道の丘公園だった為、到着後一服しながらTwitterを見る。そこで見たのは・・・フォロワーさんの、とても流し見出来ない、トテツモナイインパクトの投稿だった。
おや・・・?え・・・?ちょ・・・・・・・ファッ!!!???
(-_\)ゴシゴシ・・・( ゚д゚)ポカーン
なん・・・だと・・・?
オフ会参加者の一人、現生人類さんが朝一八百津ダート走破をキメていたのだ。
これには不知火のみならず、他参加者一同驚いた。もはやうぉーみんぐあっぷなんてチャチなもんじゃあねぇ、とんでもないバイタリティの片鱗を味わった気がするぜ・・・。
ちなみに「町道(十日神楽線)はバイパス」という名言を生み出した御仁も現生さんだそうである(おそらくきっとたぶん)。そうか、町道ってバイパスだったのか・・・(白目)
再会と昂り
流石に現生さんのようにオフ会前にダートを決める余力は無かったので、前述の通りせめてもの入口だけでも味わおうと旧道の418を走らせ、まずは橋へと到着する。
世界でも数少ない貴重な構造を持つ橋、旅足橋だ。フロリーアノポリス型とかいう構造らしいが素人につきよく分からない。
経年劣化により古びているが、その堂々たる姿はなるほど、マニアに愛されるというのも納得がいく。
前回と前々回訪れたときはそのニッチさに気付かず、スルーしてしまったから、この度御姿をカメラに納められたのは僥倖と言える。
よお・・・2年ぶりだな・・・(CV:梶悠貴)
国道でありながら国道であることを全否定された「酷道」としての証明。
それは相も変わらずディープインパクトを放ち続け、門番のように居座っていた。
なんとかまたこの青看板前で撮影したいと考えていたので、満足・・・であると同時に自分の中で何か昂りのようなものを感じた。
八百津ダート、再走破出来ないかな・・・と。
中の人
場所は戻って人道の丘第4駐車場。
そこで時間を潰しているとブラックボディのインプレッサG4が隣に駐車してくる・・・今回の主催者、shokiさんとの合流だ。
G4のボディには幾多の歴戦を勝ち抜き、生還した証が刻み込まれており、魂の籠った愛車に思えた。
そう、車とは綺麗に乗ることが決して全てでは無いのだ。不知火のTTもボディ(主に左半身)を見ると無数の傷が出来ている。酷を攻めるもの珠を求めるべからず、だ。酷道界に足を踏み入れるというのは珠(車体)にキズが出来ることを覚悟しなければ不可能である。
そうこうしているうちに続々とメンツが揃い始める、それも集合時間の2時間くらい前なのに。
ピロートークが各所で繰り広げられるが、耳をそばだたせると聞こえてくるのは「あの酷道行きましたか?」や「あそこの林道なんですけど・・・」という濃さ極まりない内容だった。
恐らく世間話よりも酷険林道関連の話の方が圧倒的に割合高かったんじゃないか・・・?ってくらいに深イイ話の応酬だった。いいねぇ、酷道オフ・・・。
と、そこへ、一台の黒きシビックがご入来される。
ざわ・・・ざわ・・・
一同の注目が漆黒の巨躯へと一心に集まる。
あれが・・・うわさの・・・
ほんちょうさん・・・!!!
そう、場にいる誰もが見たことの無かった(と思われる)黒きシビックの中の人、ほんちょうさんである。
「えっ!?ここシビックで突撃するの!?!?」と驚嘆してしまう程神業的な車両感覚を駆使し、酷系に乗り込む黒きシビックの中の人、ほんちょうさんである(2回目)。
「シビックの泥汚れ具合がまさにほんちょうさん」「もはや家に置いてあるのか分からない」とも称される幻のお方で、一部ではTwitterのアカウントは実はBotなのではないかという噂もあったという。
それがまさかのイケメンお兄さんだったとは・・・たまげたなぁ。
3プラス1
さて、そうこうしているうちに役者が出揃う。
今回の参加者は不知火翔湊(TT)、主催者兼リーダーshokiさん(G4)、現生人類さん(MAZDA3)、ほんちょうさん(シビック)、カンチャンさん(アテンザ(今回は奥様のキャロル))、ゆめぴかりさん(ヴォクシー)、じょーさん(アクセラ)、ひめちさん(ND)、烏賊TECHさん(ノート)、koukiさん(CX-3)、たつやさん(カローラツーリング)、悠斗さん(CX-3)という総勢12名。舞台がキングオブ酷道であるにも関わらず、とんでもない大所帯なオフ会と言えるだろう。
・・・そして出発時刻になったわけだが、ここに来て不知火はワガママを上申したくなったのである。
そのワガママというのも「TTでも八百津を走りたい」というものだ。先程青看板の前に行ったときにふとその感情が芽生えてしまった。非常に手前勝手だとは思ったが、なかなか気軽に来れる場所でも無し、久々に走ってみたいな、と純粋に考えてしまった。
リーダーshokiさんに打診したところ了承を頂いた、ので、最後尾をゆーーーーーっくり着いていくことに。
・・・とは言ったものの果たして無事辿り着けるか、崖からログアウトしないか、など色々考えてはいたのだが。
今度こそいよいよ出発だ。先頭をカンチャンさんのキャロル、2番手をshokiさんのG4、3番手をゆめぴかりさんのヴォクシー、そしてゲッパに不知火のTT、という順番でスタートする。参加者はTTを除く3台に分散乗車し、ゲート前まで向かう形だ。
天にましましイエス様、どうかなにとぞ生きて帰れますように・・・とか心の中で礼拝をしているとコンコン、という助手席をノックする音が。そこにはND乗りのひめちさんの姿。
対向車が来た際、先行車からの連絡を受けたり、落石や枝を避けたりということで乗車した方が良いのではないかという提案があったらしく、サポートをしに来て下さったのだ。
駐車場から4台が出発、直前に仕事が入ってしまったにも関わらず急遽駆けつけて下さったいくとんさん(ND)とお仕事前に来て下さった24PONさん(シビック)が見送る中、キングオブ酷道の入口を目指し走り始める。
ここから先、一体どんなドラマが待っているのか?俺達の戦いは・・・これからだ。
酷へと連なる勇「車」の列
人道の丘駐車場を出発し、まずは旧国道418号線を進む御一行。
複数台でツーリングは何度かしたことがあるものの、今回はその目的地の難易度がダンチだ。自然と肩に力が入る。
前の3台、その1台1台の背後から迸る熱きオーラ。これが酷道ガチ勢・・・。もはや序盤から不知火は気圧されそうになってしまう。
ア・・・予め書きますが、このシーンはドラレコがメインとなり、参加者の方が多数登場し、文章の書き方を不快に感じる方もいらっしゃるかもしれませんが、当ブログのいつものノリで、からかったりバカにしている訳では決してございませんのでご容赦下さい。
加えて年上の方を弄るという、不遜極まり無い行為に及んでおりますが故、次回お会いした際、当方不知火は狙撃されることを覚悟しながら執筆に挑んでおります。どうぞ、容赦無くアサルトライフルで狙い撃ちにして下さい。
旧道区間のメジャースポットとも言える旅足橋に差し掛かる。
車列を組んで渡橋する旅足橋はなかなかにレアで圧巻の光景だ。
八百津ダート区間の入口とも言える、国道の存在全否定青看板を通過し、トレース開始。
現在地。道路上の構造物プラスアルファで地図に書き込んでみた。さて、(主に不知火さんは)無事辿り着けるのでしょうか?
さあ、油断せずに行こう(CV:置鮎龍太郎)
いつものシーン!と思いきや・・・
助手席に座るひめちさん。車、交遊関係、アニメ、三重県某所(忘れた)が千葉県で言うところの「君津市」であること、など、たくさん話しを聞かせて頂く。
これから行くところが行くところであるが故、出発時ガチガチに緊張して石みたいになっていた不知火も、話しているうちに心が自然と落ち着き、リラックスしてくる。
ここ最近多くの酷道勢が八百津ダートに乗り込んでますからねぇ。とひめちさん。
そう、オフ会の日程が決まるや否や、参加者のほぼ全てが示し合わせたかのように八百津ダートで下見という名の走破をキメるという猛者揃いだったのである。下見とは・・・()
だから道路清掃されて走りやすくなってると思いますよ。と、ひめちさんは付け加えた。
確かに。以前走破したときは大したブームでも無かったので、自分が走ったときにダート区間が荒れ荒れで地獄だった・・・。
あわよくば、一度もTTから降りずに走破出来るかも・・・?
・・・そう思っていた時期が僕にもありました。
・・・ああ、そうだ、分かってはいたさ・・・。TTで走ってる以上こうなるってことは!(泣
いつもの瞬間がやってきた。お決まりの作業シーンである。
イヤという程変な道をTTで這いずり回ってきた為、パッと見でアンダーカバーにぶち当たるかどうか分かるようになってきた不知火。「これは・・・ダメなやつなんで作業しますね」と運転席から不知火が降りようとする。すると・・・、
「自分が降りますよ、降りてどけて乗ってって大変でしょ?」
なんと、ひめちさんが進んで降りて下さったのである・・・!
ひめちさん、あなたが神か・・・。
手慣れた手つきで石や枝をどけるひめちさん。TTの最低地上高と車幅を気にしながら路面の障害物を排していく。
いいのかな・・・?不知火は運転席から指を咥えて見ていることしか出来ないので、なんだか申し訳無さがこみ上げてくる。しかしここはご好意に甘えさせて頂き、心の中で何度もお礼を呟いていた。多分ゲート前に行くだけでも100回は「ありがとうございます」を反芻していたと思う。
流石過ぎる・・・。
TTの車幅と最低地上高を測りながら正確に石や枝をどけるひめちさん。お互いクーペという同じボディタイプ(屋根は異なるが)に乗っているからこそ分かるスポ車の弱点、それを熟知されている。
ポーズをキメながら前を進むひめちさんが輝いて見えた。
酷は続くよどこまでも
先へ進み、またもや作業シーンが到来。
すると今度はゆめぴかりさん号までもが停車し、たつやさんが助っ人として登場!
恐らく度々バックミラーから不知火の霊圧が消えることを気に掛けて下さったのだ。頼もし過ぎて涙がちょちょ切れそうだったのを覚えている。
このときの不知火にはゆめぴかりさんがまるで天使、いや、大天使様に見えていたのである。
そうか、これが酷道オフ会・・・。
なぜ不知火がドラレコの前に出るとアッホでシュールな様を演出してしまうのに、他の方が出演し除去作業するとクールでスマートに見えるのだろうか・・・?
不知火もいつか除去作業が似合う男になりたい、と節に願うのであった・・・(違)。
どうしても何度か路面の障害物をどける必要があるとはいえ、ソロで走破したときに比べると幾分か路面が優しくなっている。
初夏ともなれば猛威を奮う道路脇の草達も冬眠から目覚めたばかりという感じで、脅威とは程遠い。
まあ、夏場にここデッカイセダンで行ったトテツモナイお方がいらっしゃるんですけどね、ほんちょうさんっていうんですけど・・・。
色々な噂の絶えない二股トンネルが見えてくる。
相変わらず不気味さは健在であり、まず真夜中に行くのは例え大人数でも嫌だ。絶対見たくないモノか聞こえちゃいけないモノを感じてしまうに違いない・・・。
時を同じくして、こちらはshokiさん率いるG4車内。
現生さんがカメラを向けた先には、カンチャンさんがステアリングを握る酷道最速選手、キャロルの姿。
イエーイとダブルピースをキメているのはキャロルのドライバー、カンチャンさんである。
普段はアテンザなのだが、今回は奥様のキャロルにて出動。
カンチャンさんは緋色を纏うアテンザワゴン、その2.2Lディーゼルターボ(しかもMT仕様)で酷道から林道まで縦横無尽に操るプロフェッショナル。「なぜこのヘアピンの登りをアテゴンさんで切り返し無しで突破出来るんですか」と聞きたくなるようなヘアピン捌きは必見と言うべきだ(引用するツイート間違えました、すみません)。
プライバシーの観点からスタンプを配置しているが、それはもう太陽のように満面の笑みで八百津ダートに立つ姿がそこにはあった。
・・・余談だが、G4車内では某アニメ声優兼歌手兼アイドルであり、誰もが知ってる国民的スターのレパートリーが流れ、盛り上がっていた、ということである(エッターナァブレーイズ~♪)。
ああ、ここも懐かしいな。
車幅2m制限の標識に落石注意、そして石造りの時代を感じる橋。
時々刻々と過ぎてゆく時間の中で変わらない景色というのは良いもので、なんだか嬉しさすらある。・・・言い回しが年寄りくさい?そこ、気にしない。
アンダーカバーは大事だ。
叶うものなら、あんなの飾りです!偉い人にはそれが分からんのですよ!・・・なんて声高らかに言い放ってみたいものだが、案の定不知火のオサイフ事情は常に火の車である為、言える日は多分来ない。
たけえんだよ・・・一枚換えたらウン万円だぜ・・・?
ソロのとき狭い怖い狭い怖いしか言ってなかった当時だが、今回はその感情が自然と薄れていた。
見てくれ、この光景を。
前を豪胆に進むゆめぴかりさん号のヴォクシーと、コドライバーひめちさん、助っ人たつやさん、そしてその後ろを着いていく不知火・・・。
ここまで至れり尽くせりでいいのかと思ってしまうほどに頼もしい酷道勢に感極まり、涙で前が見えなくなっていた(一番危ないやつ)。
ここでよくよく奥を見るとゆめぴかりさん号ヴォクシーの中の人、大天使ゆめぴかりさんがフレームイン。
さりげなく華麗なバッティングフォームで落ちてた枝を放る、大天使ゆめぴかりさんを不知火は見逃さなかった。
・・・一方その頃、カンチャンさん号のキャロル並びにshokiさん号のG4は無事八百津ダート終点ゲートへ到達。
ドライバーと同乗者は歓喜と安堵に包まれ、祝杯を挙げていた(と、思う)。
本日は大変お日空も良く・・・。
じょーさんがゲート付近でふと立ち止まる。
ゆっくりと見上げると、新緑の訪れを思わせる初々しい葉の緑が、暖かくゲート到達者を祝福していた。ああ、そうか、これが・・・ナナリー、お前の求めた優しい世界だったんだな・・・(CV.福山潤)。
・・・・・・・・・・・・
・・・・・・
・・・
話を修羅場に戻そう。
不知火は依然として状況コンディションレッド、第一種戦闘態勢である。
時折アンダーカバーらへんから「カンッ☆」という石とも小岩ともとれる固い物体が底を突く。
・・・恐らくAnotherなら死んでただろう。
酷道勢からの強大な助力があるとはいえ、油断すれば谷底へログアウト出来ることに変わりは無い。
既に終盤に差し掛かっているからこそ一層気を引き締めながら進む不知火であった。
「THIS IS IT」
先程からどうしても気になることが不知火にはあった。
時折なさるひめちさんの両手を水平に掲げ、進むこのポーズ。これ、どこかで似たようなものを見たことはなかっただろうか、と。
そしてふと思い出す。これだ・・・、
THIS IS IT
そう、マイケルジャクソンのラストアルバム、THIS IS IT のジャケット写真のポーズにどことなく似ていたのである。なので・・・はい、深夜テンションで作りました()。
ごめんなさいひめちさん、どうしてもこれがやりたかったんです・・・。
どこからともなくビリー・ジーンが聞こえてきた、気がした。
陽光を浴びて燦然と煌めくひめちさん。
ダート路面を走っていた不知火はガタゴトという音で聞こえなかったが、きっとこのときひめちさんは「ポォーーーーウゥ!!!」と言いながら華麗なステップで路面に駆けていt・・・・・
・・・そろそろ狙撃を通り越して焼夷弾ぶち込まれそうだから自重します・・・(車幅の参考になれば、と両手を広げていたそうです(ご本人談))。
マラソン完走者のキモチ
そうこうしていると、前に若きリーダーshokiさんの姿が!
先に到着した2台の皆さんが歩いて様子を見に来てくれたのだ。
ゴールは・・・近いぞ!!!
続々と合流していく。
戦場カメラマンのような出で立ちとポージングでクールに一眼レフを構えるカンチャンさんと、おーいと温かく手を振る美女の現生さん。
なんとなく、マラソンで42.195kmを走りゴールに近づいたときのランナーの気持ちが分かった気がする。
そして・・・
ゴールに停められた先の2台が視界に入るっ!
ようやく、(ひとまず往路は)完走することが出来たのだ・・・!
ドン亀不知火の歩調に合わせてゆっくりと走りサポートして下さった、ゆめぴかりさん号のヴォクシーに先導されながらゲート前に近付いて行く。
小走りでヴォクシーへと向かい、誘導を手伝いに行く若きリーダー。
ここで不知火は一旦停車し、様子を伺いつつどう停めるか考える。
するといつの間にか4人のカメラマンが・・・笑
こんなに同時にカメラを向けられることはなかったので、なんか有名人にでもなったような気分で純粋に嬉しかった、という。
ええ、それはもうずっとニヤニヤしてましたとも笑
ニヤ・・・
ニヤニヤ・・・
ニヤニヤニヤ・・・
TTを撮って下さった皆さん、ほんとありがとうございます。この八百津で走ってるときの我が子(TT)の写真は宝として永久に保存させて頂きます。
まずは一旦ゆめぴかりさん号のヴォクシーが町道十日神楽線への分岐へリアを捩じ込み、TTを先に停めることに。
大胆にお尻を入れるヴォクシーを見守る御一行。
ここにバックで後ろから入れるというのはなかなかに神経を使う。・・・というか、TTだと行けるのか、などとぼんやり考えていた。ガリゴリガリゴリというリアディフューザーが抉れる音がしそうでならない・・・。
その間にTTが頭を振って転回し、G4の前に付ける。
あんまり前進するとデコボコした泥に乗り上げてしまうので、慎重に、慎重に・・・。
TTが停め終わるとヴォクシーが最後に駐車でバック。
ゆっくりとTTの前に迫るヴォクシー。
ついに、この瞬間がやって来た。
パチパチパチパチ・・・・・!!!
キャロル、G4、ヴォクシー、TTの4台全台が八百津ゲート前で駐車完了した瞬間である。
その場にいる皆が、4台無事に八百津ダート終点ゲートへと到着出来たことを喜び、拍手喝采が巻き起こっていた。
ゲート前に停められた4台の異なる車種達。
キャロル、G4、ヴォクシー、TTという多分史上稀に見る自由過ぎる組み合わせ。
暫しの間、皆がその光景に浸り、酔いしれていた(と、思う)。
八百津のゲートにサンドのイッチ
さて、時計を見ると丁度12時頃。
若きリーダーshokiさんが「じゃあここらで休憩にしますかね」と言うと・・・
スッ、スッ、スッ、スッ、スッ、スッ、スッ、スッ、スッ、スッ、スッ、スッ・・・。
なんと12人全員が懐からサンドイッチを取り出したのである。
というのも、八百津ダート走破者のお一人である烏賊TECHさんが過去にこのゲート前でサンドイッチを持参、食したことが発祥のようで、ソロで各々が八百津ダートを下見した際にもそのことに影響され、続々と倣うモノが現れ、「八百津ゲート前でサンドイッチを食べる」のが恒例行事と化したのだという。
皆が手にしているブツに着目して頂きたい。
サンドイッチが掌中にあることが分かるだろう。
かく言う不知火も、八百津に向かう道すがらコンビニ休憩した際、「ア、サンドイッチカワナキャ・・・」と半ば無意識に陳列棚からレジへ差し出したのを覚えている。
オフ会前の事前説明に「サンドイッチ持参」が含まれていなかったにも関わらず、その全員が持参するというこの構図、いやはや壮観という他あるまい・・・。
現在地は町道十日神楽線との分岐になる八百津ゲート前。昼食が終わるとラストフェーズ、廃墟いさまつへの徒歩行軍が控えている。
御一行はゲートの奥へと歩みを進め、八百津の裏番人とも称せるいさまつを目指すのであった・・・。
いさまつ廃キング
物語もいよいよ大詰め。ここからは全員が徒歩でいさまつへと向かう。
ゲートが設置され、廃道となったとはいえ、元は車両が通行する規格の道路。
道幅はきちんと車両1台分が確保されており、往時は一般車が通行していたと思うとアツい。
「廃道をゆく4」には山さ行がねがの著者ヨッキれん氏こと平沼義之氏が執筆されている本道路の記事がある。
それによれば、元々八百津ダート区間なる国道418号線は1887年頃「木曾街道」という荷車道。岐阜県道352号線は1889年に設けられた「加茂街道」が由来。1924年には木曾街道と加茂街道が岐阜県道146号日吉八百津線に変わったのち、1982年に国道418号線へ昇格した、という経緯がある。また、1956年に開通した二股トンネルには「縣道日吉八百津線」という文言が刻まれている。
更に詳しく道路変遷について知りたい方はへぼブログ様を読んで頂けると良いかもしれない。
廃道をゆく。1~4のシリーズモノになっているので興味のある方は是非。
三重の四日市市にはマグロの美味しい食堂があるんですよ。
ここを歩いているときに現生さんとゆめぴかりさんに布教された場所、名を大遠会館まぐろレストラン。マグロは一番好きな魚なのでこれは行くしか無い・・・。
と、思い、後日四日市市へ行った際まぐろレストランへ行き、惜しみ無くマグロが乗った丼を頂いた。程好く脂ののった大トロは極上。ここへ何度も気軽に行ける西の方々が羨ましくなるくらい、良いところだ。更には魚介類の缶詰や部位の冷凍品も充実しているので、お土産物として買うのもアリ。
本編とは全く関係無いのだが、個人的に是非オススメしたい。
大西瑞浪線 起点
廃道区間となった国道418号線の八百津ダートを進むと、そう刻まれた道路標が足元に見えてくる。
こここそが国道418号線と県道352号大西瑞浪線の分岐点であり、県道の起点だ。
右手に見えるのが御一行の来た道で、左手が廃墟いさまつへと続く県道、というか廃険道。
御一行が起点より歩き始める。
これはもはや獣道や山道の類いと言える。
見ての通り幅員自体が明らかに狭い。
後述するが、自動車道として開墾されたのは橋のみらしく、橋前後の険道区間は遊歩道並みの幅しか持ち合わせていない。
何とも不遇な険道に思えて仕方無いよ・・・。
ダム湖に架かりし廃険橋
目の覚めるような翠の流水に架けられた一筋の廃険橋、五月橋。
瀟洒でありながらも儚げで、至る所に現れる錆は歴史を物語る。
床にはグレーチングが嵌め込まれており、吊橋というカテゴリながら揺れが全く無く、変な話、五月橋をダッシュしても揺れに怯える心配は皆無。
この五月橋というのは実は2代目で、初代は丸山ダムが完成しダム湖が形成されたことにより水没したという。
不思議なことに、初代もまた五月橋という名称だったのだとか・・・。
五月橋を渡っていると、現生さんの目の前にはひめちさんとshokiさんの姿が。きっと二人はこんなやりとりをしていたに違いない・・・
「吊り橋ってなんか怖くて苦手なんだよね・・・」
ぼそり、他の周りの人に聞こえないような、か細い声でひめちさんは呟いた。
横を歩くshokiさんはやんわり微笑むと、
「でも今日はほら・・・僕が隣にいますから」
エスコートは任せて下さい、そう言わんばかりに堂々としていた。
「(ひめちさんの声。禁足事項です♡)」
嬉しさとも躊躇いとも取れるような、そんな声がひめちさんの口から思わず漏れ出る。
「肩、支えてますね」
そっとひめちさんの肩を抱き、寄り添うように二人は吊り橋を渡るのであった・・・。
そうか、エスパー現生さんはこうなることを見越して撮ったのか(絶対違う)・・・・・次回shokiさんからは高射砲が不知火に向けてぶっぱなされるかもしれない・・・。
目線を前に移動しよう。橋そのもののスペックは全長123.2m、全幅3.6m。現在は遊歩道へと改修されているが、開通当時この橋は車が通れたというのだから驚きである。
ただし、橋前後の車道はなぜか建設されなかったという、数奇な運命を辿った吊橋なのだ。
主塔には「五月橋」という名が打たれた銘板が施されている。
それはさりげなく、しかし力強く。
吊橋と大地を繋ぐ剛力、アンカー。
竣工当時からまともなメンテナンスなど受けていないと思われるが、半世紀以上が経過して尚、へたること無く吊橋を支え続ける、縁の下の力持ち。
個人的に、吊橋よりも何気こっちに目が行ってしまったのは内緒だ。
映えますなぁ・・・。
振り返るとそこにある朱。木々の緑と湖水の翠に彩りを与えるソレは、岐阜県道352号線の象徴として在り続ける。
八百津ダートから見て、対岸となる場所に置かれた注意看板。
「この先落石及び道路狭小の為通行は出来ません」
どう考えても歩行者向けの看板では無い。確実に自動車向けだ。だが正直、そんな看板は無くても良いことは次の写真を見れば猿でも気付く。
だってこれだもん。
倒木は看板設置時には無かっただろうし、後々に現れたいわばゲストだろうが、落石と道路狭小は当時からだったはずだ。
木々奥より放たれる翠の圧力。
満々と水を湛える深沢峡の姿が大変美しい。
右手の奥に見えるエメラルドグリーンこそが深沢峡の湖水。
ふと脇を見やればその美しき水の色を眺められるのは八百津ダートと変わらない。
そして見とれて前を疎かにすれば足元に危険が及ぶという点もまた、変わらない。
登山道にカテゴライズされるような廃険道を登り詰める。
そこにあった、ものこそが・・・
湖岸を見守りし八百津の裏番人
半壊しながら姿晒す廃墟、似つかわぬ澄んだ晴天、覆い立ちし樹林・・・。
悠久の自然を高みより眺め、廃墟と成り果てた今も見守り続ける、八百津の裏番人が儚く岩壁に居座っていた。
俯瞰風景。
遊覧船が就航し、多くの観光客で賑わっていた当時ここで呷る茶はさぞかし美味であっただろう。
内部はご覧の有り様。
荒廃を極め、所々基礎部分すら剥き出しになりつつある。
眼下には多くの瓦礫が散乱し、この地での1年1年がどれだけ過酷か思い知らされる。
近い将来、完全に大地に伏してしまわれることだろう。
傾いてこそあるが、柱自体は凶がること無く、しっかりと建物を支えていた。
今でこそ最上階は戸という戸が全て消し飛び、これ以上に無いくらい風通しが良くなっているが、他訪問者の過去記事を見る限り、最上階から建物に入ることは出来ず、一旦奥の斜面を降りることになっていたようだ。
遊覧船が深沢峡を行き来していた際は、気さくな女将が客に茶や酒を振る舞い、繁盛していたそうな。
今となってはその光景を目にすることは永劫叶わず、茶を振る舞われることの無い伽藍堂。寂寥の念を抱かずにはいられない。
建物は3階建てになっており、その2階。
恐らく構造的には1階2階が居住スペース、3階が客席。客は2階にある入口から入店し、階段を使って3階に上がり、注文したのだろう。
棄てられた雑誌には1971年から販売された、ホンダ初代ライフが掲載されていた。
直2エンジンなのだが、先代車となるN360が空冷だったのに対し、初代ライフは水冷に変わったことにより、快適性は桁違いに上昇したという。この初代ライフは日本車で初のタイミングベルトを採用した車種でもあったようで、ホンダが生産する車の基礎を築いた1台と言えるだろう。
横に並び外を見つめる男子と男子。
では、恒例の・・・
いきなりですが、と言いながらshokiさんが語りかける。
「はじめて2人きりで泊まった夜のこと覚えてますか・・・?」
「もう2年前か・・・忘れる訳無いよ。あの部屋から見る景色もこんな感じだったっけ」
しみじみ、感慨深そうにひめちさんは答える。
「真ん中に大きなベッドが一つあって、愉しい夜だったさ」
表情を変えないで淡々と話すように見えるひめちさんの頬が、一瞬だけ僅かに緩んだのをshokiさんは見逃さない。
「オフ会終わったら・・・どうですか?」
「早いね・・・まだ昼間だよ?でも・・・俺も同じこと考えてた」
(あまり際どいこと書くとGoogle先生に怒られて記事抹消する羽目になる上、この先全年齢対象では無くなる為以下、逞しい妄想の方にお任せ致します)
・・・まあいずれにせよ、不知火さんはお二方よりスティンガーミサイルで粉微塵にされるでしょう・・・。
観光客向けと思えぬ鬼畜アトラクション
さて、現在地。崖上にあるいさまつから深沢峡もとい木曽川へ下っていくと、かつて遊覧船が就航していた時代の船着き場があるという。
行ける人だけ下まで行きましょう、ということだったが、なんだかんだ12人全員が船着き場を目指して歩く。
現役時代、いさまつから遊覧船乗り場へと向かう人達の様子を想い描きながら、一同遊歩道を進むのだ。が、
おお、ふ・・・。
狭い。しかも傾斜が地味にエグい。
往時はこんな道を遊覧船利用客は行き来していたのか。足腰に来るのは元より、落ちたら死ぬ!遊歩道だぞ・・・?遊覧船より茶を飲みに登る客にとっても、茶を飲み終え遊覧船を目指し降りる客にとっても、とんでもないアトラクション。
なんという鬼畜。
足腰を殺しに掛かる断崖遊歩道を下り切るとそこには東屋が。
往時はきっと椅子が置かれ、船が着くまでの待合所となっていたのであろう。
湖面近くで深沢峡を眺めながら船を待つというのもなかなかに乙だったはずだ。・・・ヤマビルに襲われる脅威を除けば。
一同が皆傾斜を降りると、そこに待ち受けていたのは・・・この景色。
深き翠に想いを馳せて
濁り澱む深き翠、森閑とせし空間、人為に水没されし河川・・・。
かつての船着き場、そこには今にも吸い込まれそうな程強い濃色が、すぐ眼前に開け広がっていたのである。
深沢峡と五月橋。
シンプル、しかし故に奥が深く、いつまでもこうして眺めていたくなる。
そんな険峻さと静謐さを併せ持つこの山水に感激すら覚えるようであった。
ギリギリチャレンジ・・・とまではいかないが、船着き場ブロックの突端に立ってみる。
すぐ目の前に水深の浅い岩があるので、万が一足を滑らせて水に浸かったとしても即座に水深数十メートルのダム湖に沈没することは避けられるだろう。岩の表面が苔で覆われていてツルンツルンになっていない限り・・・。
題名:ダム湖に黄昏る美女
美女こと現生さんは岸辺に腰掛け、その眺望を見やっていた。
このとき現生さんは何を想っていたのだろうか?鬼畜遊歩道で足腰が痛てえorダム湖泳ぎてえorネコチャァァン愛でてえ・・・?はい、ごめんなさい、純粋に湖面眺めてただけですね、きっと。
題名:ダム湖を攻める戦場カメラマン
時の戦場カメラマン(カンチャンさん)は引き続き岩の際を極めていた。
一歩間違えば即座にドボンからの着衣水泳が勃発してしまわれる訳だが、そこはプロ。不動の体勢で雄大なる光景をカメラに納めていた。
余談だが、お二方の撮影者ゆめぴかりさんは上着の下に「落ちたら死ぬ!」のこれ以上無いくらいこの地にドンピシャなTシャツを仕込まれており、参加者最大級の興奮度を魅せていた。
スーパーデンジャラススタイリッシュアクション
この船着場跡には小さめの川を挟んで岩場がある。
若きリーダーshokiさんがじっ、と対岸の岩場を見、
「渡ってみようかな・・・」
彼はキメ顔でそういった(CV:早見沙織)
・・・そう、ものっそい突拍子も無いことを宣ったのである。
慎重に岩場を降りる若きリーダー。さあ、スタイリッシュな移動を見せ拍手喝采か、はたまたイケメンがダム湖にドボンし「ダム湖緊急救出オペレーション」にシフトするのか。
皆が固唾を呑んで見守る中・・・
カツ・・・カツ・・・
タンッ、タタンッ、タンッ・・・スッ。
見事対岸岩場への移動に成功・・・!
不安定で険しい足場を易々と攻略する様はまさに猫のような身軽さ。
これには皆が一斉にスタンディングオベーションとなっていた。
そして、この表情である(見えないが)。
ニヤーリと、してやったり感溢れるドヤァが印象的。このときの表情、是非ともお見せしたいくらいだ。
広がるダム湖、眺める皆、そして対岸の若きリーダー・・・。
にしても、どうやって戻るつもりなんだろう。と、皆思っていたに違いない。
shokiさん視点で11人記念撮影。
左奥にこっそり写る五月橋が象徴的とも言えるアクセントになっていて良い・・・。
熱心に小川の奥を撮影する人。
奥がどうなっているのかというと・・・
こんな感じだ。
ゴツゴツとした荒々しい岩々の隙間を縫い纏うように流れ落ちる水。
周囲の大自然も相まって控えめながらも迫力がある。
ところで、この場においても戦場カメラマンカンチャンさんはフロンティアに出向く百戦錬磨のベテランレポーターよろしく、ワイルドな身のこなしをご披露されていた。
帰路
全員が船着き場より廃墟いさまつ、五月橋、町道分岐ゲートまで戻り、各人が車へ乗り込み、八百津ダート入口を目指す。
その前に・・・ゲート前で記念撮影しておこうと思いまして。
ひめちさんに撮って頂いた不知火×TT×ゲートの1枚。お気に入りである。
不知火がうすらニヤァ・・・としているのは嬉しくてたまらないことに他ならない。
帰路の途中の切通しでパシャリ。
個人的にこの切通しというのが八百津ダートの中でも屈指の垂涎度合いを誇る。
ダート+素壁という一切の人工物が排された、自然そのものの風景だからだ。加えてこの写真を撮る為にここへ行こうにも一筋縄ではいかないというのもまた達成感があって良い。
酷道最速選手たるカンチャンさんの(奥様の)キャロル。
後ろ姿さえもイキイキとした小柄な体躯。カンチャンさん自身、過去に八百津ダートを大柄な愛車のアテンザワゴンで完走されているので、「いや、キャロルめっちゃ楽www」と思われていたに違いない。
G4車内から振り返るとゆめぴかりさんのヴォクシー。
・・・冷静に考えるとヴォクシー、車長だけじゃなくて車高もかなりあるんだよな・・・。それを巧みに駆るのだから・・・酷道ガチ勢は変態揃い(誉め言葉)というのも頷ける。もちろんゆめぴかりさんもヴォクシーで八百津ダートを過去にソロ完走されている。
復路でもきっとG4車内ではNAーNA様のスーパーミニライブが開かれていたのだろう。
もはや盛り上がる様子が脳内再生余裕である(チュ~ルッチュ~ルチュルパ~ヤ~ッパ~♪)。
遅れて不知火のTTも復路を無事完走。アーメン・ハレルヤ・ピーナツバター・・・なんとかここまで帰って来れたな。
その後一同人道の丘第4駐車場へと移動し、解散。八百津ダートオフは誰一人敗退すること無く、無事に幕を閉じたのであった。
セカンドフェーズ、水をすするモノ達
さて、ここからはセカンドフェーズ、八百津ダートの水飲み場オフだ。
八百津ダートには入口すぐ、まだ舗装路の区間にY字路の分岐があり、そこからダム湖面ギリギリへとアクセス可能になっている。
参加者はアクセラのじょーさん、CX-3の悠斗さん、G4のshokiさん、ヴォクシーのゆめぴかりさん、ノートの烏賊TECHさんの5名だ。
TTの不知火は朝方ここに行けるかどうか事前に車から降りて確認したが、入口の傾斜で確実にアンダーヒットすると確信したのでプラチナむかつくが諦めた。あのTT一見車高高そうに見えるけど、フロントマッドフラップがあるせいで見た目以上に路面に干渉しやすいんすよ・・・。
見ての通り、湖面ギリギリまで行ける。
一同が順々にこの水をすするチャレンジをなさったそうである。
この写真撮影の後、まず烏賊TECHさんのノートが全力スマイルで突っ込み、
じょーさんのアクセラがレイズのホイール傷付けるわけには・・・と言いながらも躊躇い無く突っ込み、
バチバチに車高を下げた悠斗さんのCX-3が地面スレスレながらも突っ込み、
もうタイヤを水に浸したいんですよ(パシャン!)と、言うが早いかshokiさんのG4が水面とのスキンシップを実演されたそうである。
更にはRに入れるつもりがDに入ってしまったらしく、スキンシップ飛び越えG4は水面との濃厚接触者に・・・。
その後メンズ5名によるピロートークに華を咲かせ、セカンドフェーズも無事終了。目白押しだった歴史に名が残る2021年4月11日のイベントは幕を閉じたのである。
終・・・・・
・・・と、見せかけてこのオフ会にはアフターがある。
幹事のおふかいサードフェーズ
・・・恐らくここまで読んで頂き、読者の皆様はお気付きになられたと思う。
幹事様(shokiさん)は尊敬すべきド変態(全身全霊の誉め言葉)、だと・・・。
そのことが良く分かる幹事様のツイートがこちらだ。
おかしい・・・なぜこの時間にそこにいる・・・?
滋賀県道17号多賀醒井線、男鬼廃集落へと繋がる道である。
2021年4月11日というのはまさに八百津ダートオフが行われた日であり、その夜間だ。確かに彼の住処がある方面ではあるのだが、どう考えても一旦途中で東進した後再度北上している。
もはや「あらあら」とかいう次元じゃない。
色々おかしいwww
脇からひょっこり出てきたゾンビとエンカウントしても不思議じゃないステージで、しかもオフ会終了後の夜分にスリルを楽しんでいるやべえ人がいらっしゃる・・・。
当然のことながら、八百津ダートオフ参加者一同は若きリーダーの並外れた行動力にドギモを抜かされたのは言うまでもない。
朝っぱらは現生さんのバイタリティに驚かされ、夜中はshokiさんのメンタリティに草が生えながらも感動させられてしまう。
更に追い討ちを掛けるが如く、
shokiさん「男鬼までの路面確認してきましたが八百津ダートといい勝負します!」
不知火「うーむ…突撃に悩むところです。」
shokiさん「とりあえずr239&r17はごく普通の険道なのでまだいけるかと思いますよ!(最大限の布教)」
不知火「どんどん不知火の退路が塞がっていく…w(行くしか無い)」
shokiさん「そうですもう逃げ道はありません!w」
引用元:shokiさんと不知火のツイート一部抜粋
・・・という形で不知火は男鬼廃集落をまず若きリーダーshokiさんより布教され、その後美女現生さんにもサラッと布教され、大天使ゆめぴかりさんからもそれと無く布教されたのである。
正直ロクに調べてなかったので行けるのかは分からない、しかしこれはもはや行くしかあるまいな・・・何故かって・・・?
そう囁くのよ、私のゴーストが・・・(CV:田中敦子)
そして物語は男鬼廃集落へと紡がれていく・・・。
続く・・・?
相棒TTと撮影したオススメスポットを地図にまとめています。
良ければ愛車と写真撮影する際の参考にして下さい。
記事内にイチオシスポットも挙げて幾つか紹介しています。
今まで訪れた秘境スポットを地図にまとめています。
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僕が行ったことのある観光地をマイマップにまとめました。
観光地についてもそれなりに行っていますので是非見てみて下さい。